SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第102号(2024年6月号)
特集「ブランドは気まぐれな消費者とどう向き合うべきか?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

指名検索数は4.3倍に!NTTドコモ「kikito」のガジェット系動画クリエイターを起用した施策

比較検討度は29%向上!コメント欄の意外な効用も

──インフルエンサー施策を通じてどのような成果が得られたのでしょうか?

櫻井:2023年12月にインフルエンサーのアカウントでタイアップ動画を公開していただき、2024年1月にそれらの動画を活用した広告の二次配信を実施した結果、kikitoの指名検索数が12月時点で最大4.3倍に、広告の二次配信を行っていた期間は合計で2.2倍に伸長しました。

広告の二次配信に使用したやまこう / yamako氏のkikito紹介動画

櫻井:YouTubeで実施可能なブランド効果測定調査では、認知度の相対的ブランドリフトが28%向上していました。2022年に実施したYouTube広告施策の数値が約14%だったため、大きく改善したと言えるでしょう。

藤原:比較検討度でも相対的ブランドリフトが29%向上し、当初の課題であったサービスに対する理解度の向上にもつながっていると考えられます。実際、動画のコメント欄にはサービスの魅力が伝わったことを示すユーザーからの投稿が数多く見受けられました。

櫻井:コメント欄では、家電やデバイスを「買う派」と「レンタルやサブスクで使う派」が、それぞれのメリットとデメリットを議論している様子もうかがえました。このディスカッションは、我々がまさに求めていたものでした。なぜなら、様々な意見を聞き、納得した上でkikitoのサービスを選んでいただけるからです。

的確なオリエンは深い事業理解の賜物

──今回の成功の要因はどのような点にあると思われますか?

藤原:インフルエンサーの動画を通じて、kikitoと相性の良い家電・ガジェット好きのユーザーにコンテンツを届けられたことは大きいと思います。また、広告の嫌悪感が少ないと言われている縦型ショート動画のフォーマットや、動画ビューキャンペーン(Video View Campaigns)を通じた配信の最適化も、サービスの理解促進に寄与しました。

櫻井:キャスティングをする際に実施したインフルエンサー向けのオリエンも、成功要因の一つだと考えています。インフルエンサー施策を得意とするアイレップさんのプランナーがオリエンを担当してくれたのですが、kikitoのサービスはもちろん、我々がユーザーに届けたいメッセージも的確に伝えてくださいました。インフルエンサーの動画にも反映されていたと思います。オリエンの内容については、藤原さんともう1名の常駐メンバー、アイレップのプランナーの皆さんが連携して、伝え方のニュアンスを調整してくださいました。やはりこの点も事業理解が深まる常駐型ならではの良さではないでしょうか。

──最後に、今後の展望をお聞かせください。

櫻井:今回はガジェット好きのユーザーに向けた取り組みでしたが、kikitoでは美容家電やキッチン家電など様々なカテゴリの商品を取り扱っています。今回の成功事例を基に、今後は美容系などほかの領域のインフルエンサー施策にもチャレンジしたいです。

 また、我々だけでマーケティングを実行するのではなく、お取り引きのあるメーカーや関連企業などと連携しながら、相互利益を生む企画も進めたいです。たとえば旅行関連事業を展開する企業と協力してカメラのレンタルキャンペーンを実施するなど、可能性は多分にあると思います。

藤原:広告会社にいるだけでは経験できない業務に携わることで、調達プロセスや物流の仕組みなど、他業種のビジネスに対する解像度が大いに上がりました。深い事業理解が今回の結果に寄与した手応えを感じていますし、視野が広がった分、今後も様々なクライアント企業に向けて提案の幅をさらに広げていきたいと思っています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社アイレップ

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/05/27 10:30 https://markezine.jp/article/detail/45437

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング