約4ヵ月でCVRは341%にまで向上
MZ: SmartNews Adsを活用して実際にどのような効果が得られたのか教えてもらえますか。
Yvonne:我々がご支援するクライアント様はEC、ゲーム、金融業界の企業が多いので、今回はその中から事例を二つご紹介します。

Yvonne:一つ目の事例は、EC業界のクライアントです。クライアントが日本市場に進出した当初は、SmartNews Adsやユーザー特性への理解が十分ではありませんでした。ゆえに、広告素材が媒体に最適化されておらず、CTRやCVRが低迷していました。
そこで、スマートニュースのチームの皆様にも協力いただきながら、アドバイスをクライアントに対して実施。たとえば、SmartNewsはニュースアプリであるため、ユーザーはニュースの見出しのような広告コピーに馴染みがあることや、コピーの長さを30文字程度に抑えることなどの提案を行いました。クライアントがこれらの調整を実施した結果、約3~4ヵ月でCTRは102%、CVRは341%にまで向上し、ROASも期待値を大幅に上回らせることに成功しました。

二つ目の事例は、ゲーム分野のStarUnionによる事例です。同社が運営する、昆虫をテーマにしたシミュレーションゲーム「ザ・アンツ:アンダーグラウンド キングダム」は、日本市場への新規参入当初、世界で既に7,000万人のユーザーを抱えている人気タイトルでした。
同社に対して我々は、早期からSmartNews Adsを活用いただくように提案。いち早く日本のユーザーと世界中のユーザーが「一緒に遊べる」状態になることを目指しました。その結果、リリース当初からSmartNews Ads上でターゲットユーザーにリーチしたことで、「ブランド認知の大幅な拡大」に成功。同アプリの市場におけるプレゼンスを高めることができました。
これら二つの事例では共通して、媒体に合わせた広告タイトルの書き方や広告枠に収まる文字数など、「SmartNewsの媒体特性に合わせた広告制作」のアドバイスを行いました。また、この2社の事例も含め多くのグローバル企業では、「フォントの選択や文字の配置、デザインの細部などにこだわったクリエイティブの作成が重要であると理解はしているものの改善方法がわからない」といった事例が非常に多いです。そのようなクライアント企業に対して、スマートニュース様のチームと一緒に、改善の提案なども実施しました。
パートナー企業と同じ視点でグローバル企業を支援
MZ:スマートニュースがグローバル企業からのニーズに適切に応えるために意識していることがあれば教えてください。
Bi:当社では、パートナー企業様とともに広告主様とのMTGに参加したりご提案を行ったりなど、積極的にご支援に携わっています。こうすることで、パートナー企業様たちと同じ目的意識をもって広告主様の支援が行えるようになるんです。そして、それを可能にしている一番の理由は「グローバルで対応可能なチーム体制を整えていること」ですね。

Bi:私が管轄するAPAC Ad Businessチームに所属しているのは、基本的に日本と海外それぞれのデジタルマーケティングに関わったメンバーのみです。そのため、我々は架け橋として、それぞれの市場特性を深く理解した上で、社内チームとともに弊社広告プロダクトを強化しながら、広告主に対してより適切なご提案が行えています。
Sherry:Biさんがおっしゃるようにスマートニュース様では、グローバル企業様のニーズを的確に理解し、日本市場の特性を踏まえた効果的な提案をしてくださいます。また、海外メディアの最新的な技術トレンドにも注目し、広告技術の面でもグローバル基準に合わせた対応を進めていただけています。
スマートニュース様は戦略面でも海外顧客をとても重視し、グローバル企業向けにバイリンガル、ないしトリリンガルの専門チームを設置しています。このようなチームだからこそ、日本と海外の双方からの視点を理解した対応が実現できるのだと思います。
また、タイムリーな最適化提案も非常に心強いです。グローバル企業は日本企業と比べて先述の通りにパフォーマンスに厳しいのはもちろんですが、広告データのリアルタイム更新や自動化などタイムリーなフィードバックをとても重視しています。フィードバックに基づいて広告予算を随時調整する傾向があります。そのため、多くのクライアントがAPIによる自社システムとの連携を必要とされています。
そういったニーズに対して、スマートニュース様のチームでは顧客のデータ状況を常にモニタリングし、リアルタイムで最適化提案を提供してくださる上に、技術チームとの連携によってAPI対応も実現してくれています。このように、我々と同じ視点で“クライアント企業の期待に応える運用支援”を行ってくれています。