ビックキーワードの流入は行動ターゲティングでニーズをつかむ
多様化した消費者ニーズに対応するため、ロングテールに対応したLPOを実施することが重要であり、その効果を高めるためにはA/Bテストを実施することが有効であることを前回は解説しました。
しかし、サイト名や企業名が有名になればなるほど、テールから流入してくる人が少なくサイト名などのビックキーワードで流入してくるケースが圧倒的に多いのも事実です。また、一度テールで接触した消費者であっても、二回目以降の再来訪時にはビッグキーワードやお気に入りで再来訪してくるケースが多く、前回つかみかけた顕在ニーズが一気に潜在化してしまうケースもあります。そのようなユーザーに対しても効果的な訴求を行うためには、行動ターゲティング技術を活用するのが有効です。
「行動ターゲティング」とは何かを簡単に説明すると、閲覧ユーザーの行動履歴(ページの閲覧履歴や、商品購買履歴)をもとに、適切なコンテンツを配信コントロールする技術のことです。
そこで、弊社製品「CONDUCTOR」のようなツールを使うと、ビックキーワードから来訪してきたユーザーの閲覧履歴を参照し、そのユーザーが再来訪してきた際に前回閲覧ページ内容に則したコンテンツを訴求することが可能となります。最近は、1度の流入のみでコンバージョンまで至るケースが難しくなっており、このような閲覧履歴を活用したターゲティング手法は効果が出やすい傾向にあります。