「ゲーミフィケーション」という言葉をこれまで耳にしたことはありますか?ゲーミフィケーションとは、簡単に言うと問題の解決やユーザー獲得などにゲーム制作のノウハウを利用することで、2010年頃から米国で注目され、日本でも次第に取り入れられ始めました。昨年、MarkeZineでは「ゲーミフィケーション入門」という連載を行い、とても好評でした。そして今回、新たに全5回に渡って「ゲーミフィケーション実践編」という連載をスタートします。著者は前回の連載に引き続き、ゲーミフィケーションに知見の深い深田浩嗣氏です。
実ビジネスの課題解決にゲーミフィケーションを活用する
皆さまこんにちは、深田と申します。本日よりおよそ月1回ペースで5回にわたり、Webマーケティング上の課題をゲーミフィケーションでどのように解決できるのかについてお伝えしていくことになりました。本連載の内容は、弊社が運営している「gamification.jp」において断片的に記載している内容をわかりやすくまとめたものになります。
また本連載は実践編という位置付けです。ゲーミフィケーションって何だろう、基本から知りたいという方は、こちらの連載「ゲーミフィケーション入門」を御覧ください。
弊社は実ビジネスの場でゲーミフィケーションの実践を積み重ねてきました。そこで本連載では「ゲーミフィケーションで解決できる課題とその方法」について理解して具体事例を挙げて解説していきます。きっと実ビジネスの課題解決に役立つゲーミフィケーションの可能性を感じることができると思います。
最適化・効率化だけではLTV向上には結びつかない
ゲーミフィケーションが活きるのはユーザがサイトに訪れた後のフェーズです。集客に関しては様々な広告手法を駆使して成果を挙げている企業でも、「来訪ユーザの活性化」「エンゲージメントの向上」「リピートの増加」といった共通の課題を抱えています。
本来、最もコストがかからないのは、既存顧客にアプローチする方法です。しかしながら、その実態は、メールマガジンの配信やWebページの更新など、各企業の担当者個人の力量に大きく左右されている現状です。
そこでゲーミフィケーションを活用することで、より良い状況に変えていくことができます。ポイントやクーポンでユーザの気を惹かなくても、ユーザー自らが進んで自社サイトにやってくる環境をつくれます。その結果、来訪頻度や回遊性、リピート率といったKPI向上につながります。さらに、ゲーミフィケーションの体験が素晴しければ、ユーザーのクチコミで話題が拡散していくことも期待できるでしょう。
この第1回の記事では、ゲーミフィケーションを活用してマーケティングの課題を解決していくにあたって、読者の方々が持っておくべき視点、またWebマーケティングにおける現在の課題を説明していきます。それに基づき、第2~4回では具体的な事例や手法を紹介します。最後の第5回では筆者のビジョン「おもてなしをテクノロジーで表現する」について説明します。
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深田 浩嗣(フカダ コウジ)
15年にわたりモバイル領域でのデジタルマーケティングを提供しECを中心に200社以上のWebサイト立ち上げ・改善を実施。2014年、株式会社Sprocketを設立、Web接客手法でコンバージョンを最適化するツール「Sprocket(スプロケット)」を開発・販売する。短期的なCVRの向上にとどまらず、中長期的なLTVの向上を...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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