ツイート数は「パズドラ」より「艦これ」
プラスアルファ・コンサルティングは、ソーシャルリスニングツール「見える化エンジン」を使って、「課金」というキーワードを軸に、ゲーム名や金額ごとのツイート件数の傾向を分析した。
「課金」についてのツイートは、プレーヤー数50万人の「艦隊これくしょん(艦これ)」が最も多く、調査期間中1万3000件。続いて、プレーヤー数やダウンロード数が1800万を超えるパズル&ドラゴンズ(パズドラ)」が約9000件で続いた。「艦これ」はKADOKAWA GAMESと組んでDMM.comが提供している艦隊育成シミュレーションゲーム。現在、新規登録を制限するほどの高い人気を誇っている。ガンホー・オンライン・エンターテイメントが提供する「パズドラ」はモンスターを育ててパズルでバトルする新感覚パズルRPGだ。
「課金」とともに投稿される「金額」を分析したところ、ツイートの中に出現する金額には2つのピークがある。ひとつは1000円~3000円(最も多いのは2000円)。もうひとつは1万円。そして、「飲み会一回断れば3000円課金できる」「昔はファミコンソフトを5000円で買っていた。その分課金していると思えば…」というツイートから、課金額を現実で消費する金額と対比して決めているという傾向もみられた。
ツイート件数の多かった艦これはツイート内の金額が1000円~2000円だったのに対し、パズドラは3000円~1万円とツイート内の金額が比較的高額となっている。
次に、各ゲームがどのように「課金」について語られているか分析すると、パズドラは「課金-必要だ」、「スクールアイドルフェスティバル(スクフェス)」と「アイドルマスター シンデレラガールズ(モバマス)」は「課金-こわい」という意見が1位になった。一方、艦これは、「課金-必要だ」が1位、「課金-必要ない」という感想が2位。これは、艦これが課金をあまりしなくても十分に楽しめることが理由のようだ。
次に、どの年代にどの金額の「課金ツイート」が多いかを分析したところ、30代は3000円~1万円が多く、40代は500円~2000円が多くなっている。また、10代の高額課金ツイートが、40代よりも多いこともわかった。
【調査概要】
収集条件:「課金」という言葉を含むTwitterの日本語の “ツイート”。
収集期間:2013年 8月13日~8月22日
データ件数:177,575件
※分析に当たり、RT、ニュース関連、bot、アフィリエイト関連、一部重複内容ツイートなどは除外。
分析対象ゲーム:
・「艦これ」 …「艦隊これくしょん」の略。角川ゲームス社が開発し、DMM.com社が2013年4月にリリースしたブラウザゲーム。
・「パズドラ」…「パズル&ドラゴンズ」の略。ガンホー・オンライン・エンターテイメント社が2012年2月にリリースしたスマホ用のゲーム。
・「モバマス」…「アイドルマスター シンデレラガールズ」の略。バンダイナムコゲームス社が開発したMobageの携帯端末専用のソーシャルゲーム。
・「スクフェス」…「スクールアイドルフェスティバル」の略。KLab社が2013年4月にリリースしたスマホ用のゲーム
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