Finsightは、マーケティングオートメーション(MA)が普及する中でプッシュ型チャネルを横断したクロスチャネルマーケティングの重要性が増していることから、プッシュ型チャネルで企業・ブランドから情報を受け取る事への意識調査を実施した。
今回調査対象としたプッシュ型チャネルは、Eメール、SMS(ショートメッセージサービス)、LINE、アプリのプッシュ通知、DM(ダイレクトメール)、電話の6チャネル。調査結果は以下の通りだった。
プッシュ型チャネルの利用度合いは、Eメールが86.8%で最も多い
企業・ブランドからの情報を受け取ったことがあるチャネルは、Eメールが86.8%、DMが60.4%、LINEが43.2%、電話が26.6%、SMSが22.4%、アプリのプッシュ通知が15.2%となり、依然としてEメールがプッシュ型チャネルの中心であることが伺える。
よく利用する企業・ブランドから情報を受け取りたいチャネルは、年代によってLINEとDMも多い
よく利用する企業・ブランドから情報を受け取りたいチャネルは、Eメールが最多だったが、20代と30代ではLINE、60代ではDMも多い結果となった。また、性別で見ると全体的に大きな違いはないものの、男性はEメールを、女性はLINEを選好する傾向が見られた。
あまり利用しない企業・ブランドから情報を受け取りたいチャネルは、Eメール、LINE、DMが拮抗
あまり利用しない企業・ブランドから情報を受け取りたいチャネルは、よく利用する企業の場合同様にEメールが最多だったが、20代と30代ではLINE、40代と60代ではDMがEメールに拮抗する結果となった。性別では「情報を受け取りたくない」の回答率が女性のほうが8%高い結果となった。
調査の結果、企業・ブランドからの情報を受け取るプッシュ型チャネルとしては、依然としてEメールが中心となったが、年代によってはLINEやDMの重要性も高いことが伺える。特に、あまり利用しない企業・ブランドからの情報を受け取りたいチャネルについては、年代によってはEメールとLINE、DMが拮抗しており、休眠顧客等へのアプローチに際してはEメールだけでなくLINEやDMの活用も重要になると考えられる。
【調査概要】
調査主体 :株式会社Finsight
調査対象 :全国の20歳~69歳男女(20代、30代、40代、50代、
60代 各性年代50名)
有効回答数:500サンプル
回答期間 :2017年2月24日~3月3日
調査手法 :インターネット調査
※インターネット調査では「チャネル」ではなく「手段」という表現を利用
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