ユーザーの行動変容にあわせて記事をアップデートすることも
――ヘアラボを拝見すると、たくさんの悩みごとに記事が分類化されていることがわかります。ユーザー視点の記事を作成するために取り組んでいることはありますか。
慶野:ヘアラボでは、必ず1つの記事・キーワードごとにマインドマップを作ってから記事作成に着手します。「このキーワードで検索してきたユーザーは、どのような意図で調べているのか?」という背景をくみ取ることを重視しているためです。
溝手:ヘアラボの記事には、編集記事やPR記事問わず、公開後もリライト(再編集)を重ね、内容をブラッシュアップしているという特徴があります。検索流入数やキーワード、読後感などをもとに、「もっとユーザーにとって最適な表現はないだろうか」と考え、構成に手を入れることもあります。これはあくまでも、ユーザーが情報を理解しやすいようブラッシュアップし、必要であれば、新しい情報も追加していくという意味合いです。
慶野:今回の「レヴール ゼロ」のように、新商品に対する検索ワードやユーザーの行動、ニーズは変化していきます。最初は興味本位で訪れていたり、情報収集が目的だった行動が、やがて「商品を比較したい」というように変容していくことがあります。そのため、それに応じて記事もリライトしていく必要があるだろうと考えています。とにかくユーザー視点で記事を考えるため、クライアントさんから表現の要望などがあっても、ユーザーのニーズに合わない場合は、こちらから逆に提案をさせていただくこともあります。
山口:ヘアラボさんは記事の質が高いので、私たちも信頼してお任せしています。また、常にユーザーファーストで記事を書くという姿勢でいてくださるので、プロモーションをする側の私たちもユーザー視点を持って取り組んでいかなければならないと、改めて意識しました。
メディアの域を超えた意思決定サポートの実現へ
――では最後に、ジャパンゲートウェイのお二人から、「レヴール ゼロ」の今後とヘアラボに期待することを聞かせてください。
丹治:今後も、ノンカチオンの認知と、「レヴール ゼロ」のブランディングに注力していきます。このブランドの「髪に優しく、長く使うことでゆっくりと効果を実感する」というメッセージは、昨今トレンドとなっているサステイナブルな価値観と合致しています。それを意識したブランディングに取り組みたいですね。
ヘアラボさんに期待することは、新しいカテゴリーの創造です。ヘアケア業界全体が伸びていくために、信頼ある情報を発信し続けるメディアでいて欲しい。その中で、私たちも一緒に成長していきたいと思います。
山口:「あの有名なヘアケアのサイト、ヘアラボがオススメする〇〇」というように、一緒に取り組む商品のブランド価値も上がるような、オーソリティーを持ったメディアになっていただきたいです。また、リテール施策も一緒に取り組めたらいいですね。たとえば、ノンカチオンを説明するポップ販促やスマホで視聴できる説明動画を制作するなど、ヘアラボさんの視点を取り入れた商品展開もできると面白いです。
――ヘアラボさんの今後の成長戦略や新しい取り組みなどあれば教えてください。
溝手:ヘアラボは検索流入が多いので、指名検索されるサイトに成長させていきたいと考えています。ユーザーとクライアント、両方から支持されるメディアでありたいです。
慶野:やはり、ヘアラボのブランド価値をさらに高めていきたいです。「ヘアラボで紹介されているから買った」や「髪の悩みはヘアラボを参考にしよう」など、信頼され選ばれるメディアであるために今何ができるかは、常に考えています。メディア自体のブランドを高めることが、クライアントさんとの取り組みの効果向上につながると思っています。