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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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定期誌『MarkeZine』デジタルクリエイティブの作法

広がるコミュニケーションに必要なのは「文脈」「共感」「驚嘆」

 学生時代に自身でプロダクトを作るも世に広まらず失敗に終わる。その経験から「社会へサービスを広げる方法」を学ぼうと電通に入社した、一風変わった経歴を持つCDC プランナーの葛原健太氏。入社後に自ら開発したWebツールが話題になったことで、SNS上で話題を作る企画の依頼が舞い込むようになり、日清食品「どん兵衛」や大正製薬「リポビタンD」などのプロモーションを手掛けた。そんな葛原氏の考えるSNS上で話題になる企画作りのポイントとは。

※本記事は、2019年9月25日刊行の定期誌『MarkeZine』45号に掲載したものです。

モノの広め方を学ぶためIT畑からクリエイターに

株式会社電通 CDC プランナー/コピーライター/平社員 葛原健太氏
1989年大阪生まれ。慶應義塾大学大学院卒業後、2015年電通入社。2017年度、ヤングカンヌ日本代表。他、ACC賞ソーシャルメディア部門賞/フィルム部門ファイナリスト、BOVAファイナリストなど。主な仕事に、日清食品どん兵衛「クリスチャン・ラッセン、かき揚げを描きあげる。」・CUPNOODLE「天気の子×日清食品¦新・海・誠ヌードル/大切なシーン篇」、大正製薬リポビタンD「ファイト不発」「ファイト一発絵文字化」、明治「#待つ潤」、Twitter「#Twitterトレンド大賞」、クボタ「米米米米(べいまいべいべい)」、OpenWork「#社員クチコミ図書館」、ココナラ「焼鳥 和牛」など。

――葛原さんは理系出身とのことですが、なぜクリエイターを志そうと思ったのでしょうか。

 元々は獣医師になりたかったんです。生命科学が好きで、志望していた大学があったのですが、受験に失敗してしまい東京の大学に行くことになって(笑)。建築学科に入ったのですが、熱意があって入ったわけではなかったので、周りとの温度差を感じて過ごしていました。

 そうして2年ほど経った頃、同学年の仲間が起業することになり、そこでIT系サービスの開発を手伝うようになりました。メディアのパワーを感じたのもその時です。高校生向けの無料教育サービスを展開していたのですが、それがテレビで取り上げられて急激に伸長したことがあって、価値を広げるのにメディアは大事だと身に染みました。

 その後しばらくしてその団体を離れ、自分でも何か作ろうといくつかプロダクトを世に出していったのですが、使ってくれた人の評価は良いのに広がっていかず、上手くいきませんでした。振り返れば、最初のサービスは公共性の高い教育事業だったことと、“大学生の起業”という文脈上にあって今で言うPR要素が強かった。でも当時はそんなことにもちろん気づけず、行き詰まっていました。

 そうした中でいろいろと調べるうちに、電通の名前が出てきてインターンを募集していたので参加してみたところ、すごく楽しくて。また、僕がその時必要と感じていた、広げる前提でのモノ作りが学べそうだと思い入社したいと思ったんです。

 まとめると、IT畑のプロダクトを作っていたけど、広げる方法がわからなかったので電通に入り、クリエイターを志すようになりました。

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/09/25 15:30 https://markezine.jp/article/detail/32016

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