ユーザーの声を活かした施策で獲得数アップ
実際に、ユーザーボイス分析を採用したことで良好な結果を出している企業も出てきている。その中の1社であるコイニー株式会社(以下、コイニー)は、オフライン施策の定量化を目的にインサイトサーベイを導入したところ、思いがけないグロースポイントを発見し、新たな施策展開につながったという。
事業者向けキャッシュレスサービス「Coiney」を提供しているコイニーでは、知名度向上のために様々なタッチポイントで認知施策を実施しているが、どれが効いているかが不透明だった。
そこにさらなる認知獲得に向け、テレビCMを始めることとなり、テレビCMをはじめとするオフライン施策においてどのようにサービスが認知され、サイト来訪へつながっているのか、オンライン施策と横並びに貢献を評価したいということでインサイトサーベイを導入したのだという。
コイニーははじめてサイトへ訪れたユーザーに対して「何を見てサイトへ訪れたのか」を質問するアンケートを実施し、それに対する回答データと、オフライン施策による来訪数を測定したところ、施策の優先度が明らかに。
その結果、これまで重視されていなかったとあるオフライン施策をきっかけとしたサイト訪問のシェアが高いことが判明。これをヒントに新たな施策が実施され、加盟店登録数増加への貢献につながった。
「コイニーさんには、アンケート結果をGoogle Analyticsのデータと掛け合わせて分析できる点がきっかけとなり導入に至りました」と田村氏は振り返る。「Google Analyticsに取り込んでいたサイト内行動履歴などのいわゆる定量データとユーザーのリアルな声である定性データをクロス分析することで、特定の行動をしているユーザーに向け、特定の施策を展開するなど、新しい施策の策定にも役立っています」(田村氏)
Lifunextの展望として、いままで本格的なデジタルマーケティング支援を受けられていない企業に対して、顧客目線に立った最高レベルの支援を提供したいと語る田村氏。
「企業がデジタルマーケティングを行ううえでデータ活用は最重要ポイントともいえます。データと向き合うことで、今まで気づくことができなかった課題も見えてきます。顧客のビジネスグロースを本気で考えるうえでデータは必要不可欠であり、しっかりとデータと向きあうことで本当に価値のあるサービスの提供ができます」と考えを述べた。
LFN デジマラボ主催 第一回無料セミナー「今だからこそできるGAの活用方法」
本記事で取材したLifunext代表の田村一将氏が、コロナウイルスの蔓延によってユーザーやメディアに起きている影響と今後の展望を読み解き、変化に対応する第一歩として有効なGoogleAnalyticsを活用した分析方法を解説するオンラインセミナーが開催されます。
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といった課題を感じている方にぜひ参加いただきたいセミナーです。
ウェビナー概要
開催日程 :4月24日(金)13:00~14:00
開催場所 :オンライン ※実施するURLはお申し込み後、別途お送り致します。
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