※本記事は、2020年9月25日刊行の定期誌『MarkeZine』57号に掲載したものです。
全世界70,000社の顧客データを、コロナ前とコロナ禍で比較
HubSpot Japan 共同事業責任者/シニアマーケティングディレクター
伊佐 裕也(いさ・ひろや)氏
DELL、ソニー、Googleなどのグローバル企業でマーケティング業務に従事。GoogleではSMBマーケティングチームを統括し、中小企業向け事業におけるインサイドセールス・マーケティング体制の構築を行う。その後クラウド会計ソフトのfreee、クラウドロボティクスのRapyuta Roboticsなど日本発のBtoBスタートアップ企業でマーケティングチームを統括。2018年より現職。
HubSpotは、COVID-19が世界の企業に大きな影響を与えていることを受け、全世界70,000社以上のHubSpotの匿名化された顧客データをもとに、営業・マーケティング活動がどのように変化しているのかを調査。その結果を2020年4月より週次で公開してきました。
今回の記事では、そのデータの一部に日本のHubSpot顧客の傾向を加えて、グローバル並びに日本国内のマーケティング、営業における変化、そして企業に求められるアプローチを解説します。
なお、今回ご紹介するデータには2つの種類があります。1つは前四半期比データです。2020/1/13週〜3/23週を「Q1」、3/30週〜6/22週を「Q2」として、それぞれの期間内の週次データ平均値同士を比較しました。2つ目は対ベンチマークデータ。2020/1/13週〜3/2週の週次データ平均値を「COVID-19以前ベンチマーク」とし、当該ベンチマークに対する期間内週次データを比較しています。