クリエイターを軸に6事業を展開
杉山:皆様の自己紹介をお願いいたします。
市川:UUUMで執行役員を務める市川です。制作会社や広告関連会社を経て、UUUMに入りました。今はマーケティングとコンテンツを掛け合わせたインフルエンサーマーケティングに従事しています。
青木:アマナのプランニング&デザイン、いわゆるコミュニケーション領域の企画/制作を統括している青木と申します。元々ディレクターとしてブランディングやプロモーションなどを担当しており、今は統括の立場ですがプレーヤーとしても働いています。
杉山:モデレーターを務める杉山です。私は企業ブランディングのプロジェクトデザインを担当しています。また、社内ではクリエイティブ人材育成プログラム「amanaCreativeCamp」に開発・担当として携わっております。
まず、UUUMの事業内容についてお聞かせください。YouTuberのマネジメント事業のイメージはありますが、いかがでしょうか。
市川:2023年5月末で10周年を迎えたUUUMは、これまでクリエイターやインフルエンサーが職業として認められることを目指して事業展開してきました。具体的にはマネジメント、イベント、タイアップ、グッズ/ブランド、ゲーム、メディアの6領域です。ゲーム開発はあまり知られていませんが、クリエイターに監修やキャラクター開発などを担当してもらいながら取り組んでいます。
高い熱量と専門性に価値を見出す時代に
杉山:近年はどのようなクリエイターが消費者に人気なのでしょうか。
市川:消費者の好みやニーズも多様な時代の中で、突出した専門性や強烈な意思を持って活動するクリエイターに魅力を感じる人が増えていると思います。日頃から常に企画を考え、内容だけではなく情報発信方法や配信タイミングなども含めて、「クリエイティブ」そのものを楽しんでいる人に人気が集まる傾向にあります。
青木:アマナにはフォトグラファーやCGクリエイター、デザイナーなど多種多様なクリエイターがいます。その中でも新しい時代に合わせてスキルをアップデートし、チャレンジを続ける人が伸びている印象です。
たとえば、CG制作やデザイナーをやっていた人がマーケティングなどのスキルを得て活躍するケースもあります。高い熱量と専門性を持つ人に注目が集まるという点には共通点を感じますね。