ヘアカラー商品を扱うホーユーが2023年に「株式会社イロップ」を設立。翌年4月にはヘアカラー後の髪のケアを提供するパーソナルカラーケアサービス「irop(イロップ)」の提供を開始した。本記事では、イロップの代表を務める高橋氏とマーケティングに携わる加藤氏に、立ち上げ後の成長戦略、また2024年夏に行い高い成果を生んだ次世代型ショップ「THE [ ] STORE」への出店の裏側などについて話を聞いた。
ホームケアの空白市場をオンライン特化で切り拓く
――最初にイロップが提供している商品・サービスについて教えてください。
高橋:イロップでは、100年以上にわたりヘアカラーの研究・開発を続けていたホーユーの技術開発力とパーソナライズ診断を組み合わせた、パーソナルカラーケアブランド「irop」を提供しています。
――なぜiropというサービスが生まれたのでしょうか。
高橋:当時コロナ禍をきっかけに、市場的にはホームケアが成長を見せていました。
ヘアカラーは、ホーユーが扱っているような商品を使って自宅でカラーをするか、ヘアサロンでカラーするかの2択です。そして、この中で空白になっていたのが、ヘアサロンでカラーをした後、次にサロンに行くまでのカラーケアでした。ここに目を付けた我々は、ヘアカラーのホームケアを提案する商品作りに取り組んでいました。
また、このプロジェクトではオンラインを中心とした販売を目指していました。ホーユーの商品の約99%は店頭で購入されており、デジタルマーケティングに関する知見がまだまだ蓄積できていませんでした。今後新たなビジネスモデルを立ち上げる目的もあり、イロップを立ち上げました。
ヘアケアの「わからない」をパーソナライズで解決
――iropの特徴は髪色ケア診断によるパーソナライズにあると思いますが、パーソナライズに目を付けたのはなぜでしょうか。
加藤:ヘアサロンでカラーした後、次にサロンでカラーをするまでに自身でケアすることの認知・普及はまだまだ進んでいません。調査やインタビューでも「何を選べばよいかわからない」「知っているが始められない」など、ホームケアに関する様々な課題が浮き彫りになってきました。
この課題を埋めるために最適だったのがパーソナライズでした。髪色や色落ちに関する悩みは、個人によって異なるので、ご自身でお悩みに答えていただくことで、最適なヘアカラーケアの習慣を提案できると考えました。
――続いて、iropのターゲットについて教えてください。
加藤:メインターゲットは20代から30代の髪をカラーする頻度が高い女性です。iropは明るくて派手なハイトーンの髪色だけでなく、茶色などベーシックな色でも対応できる特徴があるので、ターゲットゾーンは広く設定しています。
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道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)
1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...
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