ZOZO NEXTの研究開発組織「ZOZO研究所」は2月7日、東京大学大学院 情報学環 総合分析情報学コースの暦本研究室、クラスターの研究機関である「クラスターメタバース研究所」とともに、衣服の着心地の計測・数値化に関する共同研究を2024年12月より開始したことを発表した。
同共同研究では、ZOZO研究所と暦本研究室が開発した「布の触感を確認できるシステム」を活用。ZOZO研究所が取り組んできたファッションに関する情報資産を基にした研究開発の知見と、暦本研究室が行ってきたAIを人間の感覚に適応させる「人間とAIの融合」の学術分野の知見、クラスターメタバース研究所が持つ繊細なデータを取得できる視触覚データ取得システムのノウハウを組み合わせることで、好みの着心地の衣服を探すためのシステムに関する研究を行う。
これにより3者は、衣服の着心地を計測・数値化するための機械学習および情報入出力手法の知見獲得を図る。加えて将来的には、ユーザーの好みに応じた着心地の服選びを手助けすることで、ユーザーの衣服への愛着を醸成。満足度の高いECの提供を目指す。
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