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MarkeZine Day 2025 Spring(AD)

目元ケア市場に革命!新発想コスメ「Ctrlx」に学ぶ、ユーザーインサイトを捉えたブランド開発

 デザインカンパニーのグッドパッチと化粧品メーカーmsh社が共同開発したコスメブランド「Ctrlx(コントロールバイ)」が話題になっている。ブランドコンセプトから商品の機能要件、ビジュアルデザインまで一貫して共創し、発売当日のECプラットフォームランキングでは4部門でトップを獲得。メディアやSNSでも広く取り上げられた。3月5日・6日開催の「MarkeZine Day 2025 Spring」では、グッドパッチの酒井氏、江原氏、豊田氏が登壇し、多様化するユーザーニーズの中で、いかにして「真のユーザーインサイトを捉えたブランド開発」を行ったのか、その戦略のこだわりが語られた。

デザインの力で企業変革を支援するグッドパッチ

 グッドパッチは、顧客体験を起点に企業変革を前進させるデザインカンパニーだ。2020年6月には、日本のデザイン会社として初の東証マザーズ(現グロース)に上場。UI/UXデザインの強みを活かして、事業創出フェーズ、成長フェーズ、変革フェーズといった顧客の3つのビジネスフェーズに応じたソリューション体制を構築し、デザインパートナーとして顧客の課題解決を行っている。

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株式会社グッドパッチ デザインディビジョン ゼネラルマネジャー/シニアデザインディレクター 酒井 亮輔氏

 デザインパートナーとしての支援領域は広く、変革フェーズにおいては顧客体験全体のデザイン・コンセプトの策定から、顧客インサイトの分析やクリエイティブの作成、新ブランド・商品の企画、組織デザインまでを中心に担う。

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グッドパッチの変革フェーズにおける支援領域(当日の投影資料より。以下同)

 そんな中、昨年5月に、アイメイクブランド「ラブ・ライナー」などを展開するmsh株式会社と共同で開発したのが、コスメブランド「Ctrlx(コントロールバイ)」だ。

目元ケア市場に革命を起こした新発想コスメ「Ctrlx」

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 Ctrlxは「目元、自在にコントロール」をキャッチコピーに、イエベ・ブルベの2タイプと目元の悩み3タイプの掛け算で合計6通りのアイケア商品としてリリースされた。自分に最も適した商品がどれであるかが判断できるよう、体験設計として目元タイプ診断のコンテンツを作り、選びやすさをサポートしている。

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※「イエベ(イエローベース)」とは黄みを含んだあたたかみのある肌色タイプ、「ブルベ(ブルーベース)」とは青みを含んだクールな肌色タイプを意味する。

 発売に先駆け、SNSなどでの情報発信やECでの先行予約販売を行ったところ、発売当日の楽天市場では4部門でトップを獲得。多数のメディアにも取り上げられ、SNSでも話題沸騰となった。

 グッドパッチは、ビジュアルデザインだけでなく、ブランドコンセプトや剤型や成分といった商品の処方を考える開発段階から伴走。クライアントであるmshからは「作り手のみの目線から脱却できた」「データを超えた発見があった」「これまでのmshにはないブランドが作れた」など喜びの声が寄せられたという。

 では、なぜそもそもmshはグッドパッチと新ブランドの立ち上げを行ったのか? そしてどのようにユーザーインサイトを掴んだ商品開発を実現したのだろうか。

次のページ
mshとグッドパッチ、新ブランド誕生の舞台裏

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この記事の著者

西原 小晴(ニシハラ コハル)

 京都府立大学農学部出身。前職は大手印刷会社にて化学物質管理のシステム開発&管理者。退職後、化学・建設・環境法規制などの知識を活かして大手企業のライティングを行う。現在はリードナーチャリング、セールスライティングをメインとするマーケターとして活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社グッドパッチ

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/04/09 11:00 https://markezine.jp/article/detail/48733

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