診断後のシナリオを出し分けるパーソナライズ
千葉(ミロゴス):「メディキュット」のナビゲーション施策では、ミロゴスが提供するLINE公式アカウントのAPIを活用したマーケティング・DX支援サービス「LOOPASS」をご活用いただいています。「LOOPASS」を導入いただくと、診断の回答内容に応じて、その方に最適な商品情報や口コミを自動的に出し分けてメッセージ配信することが可能になります。
加えて、ミロゴスでは、診断コンテンツの設計においても回答率を高めるための質問設計のノウハウを提供しています。このように、パーソナライズしたメッセージ配信の実現を、ツール提供と設計支援の両面からサポートしています。
LINE・AIに専門特化した事業を展開するミロゴスのセールスを担当
──診断後のシナリオ配信についても工夫があったそうですね。
柏舘(セプテーニ):診断後におすすめの商品が提示されるだけでなく、その数日後には診断結果に応じて、商品の推しポイントや口コミなどのメッセージが出し分けられる仕組みを構築しました。数日間にわたり段階的に情報を届けることで、温度感を途切れさせることなく、多面的に商品の魅力を知っていただけることがポイントです。
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柏舘(セプテーニ):また、LINE公式アカウントのリッチメニュー部分にAmazonや楽天の商品ページへ遷移可能なバナーを常設することで、ユーザーがいつでも商品を購入しやすい環境を整えています。
診断回答完了率90%超、LINE公式アカウントからの送客効果も実感
──診断コンテンツの成果はいかがでしょうか。
横山(セプテーニ):診断コンテンツの回答完了率は、90%以上と非常に高い数値が出ています。
駒宮(メディキュット):購入促進のためのコミュニケーションも、効果的に実施できていると感じています。Amazonや楽天で大規模セールがある際にLINE公式アカウントを活用してメッセージ配信を行うことで、購入を後押しする施策として機能しています。
大谷(メディキュット):LINE公式アカウントという顧客接点を持ったことで、他のプロモーション施策と連動させ、効果測定にもつなげられるようになりました。
岡部(メディキュット):最近TikTok Shopでの販売にも注力しており、敬老の日にLINE公式アカウントからTikTokライブに送客した施策では、通常の1.5倍に迫る過去最高の売上を記録しました。
大谷(メディキュット):「メディキュット」の認知率は高いものの、実際の使用経験率は約2割に留まっており、潜在ユーザーへのアプローチ余地はまだ大きい状況です。そのため、常にお客様に想起いただけるポジションを維持することが重要だと考えています。
そのための施策の1つとして、LINE公式アカウントを位置付けています。今後は新商品のアンケートを取り、お客様の声を聞いていくプロジェクトもしてみたいと思っています。

