SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZine Day 2010レポート

4つのキーワードから学ぶ、世界の動画マーケティング最新事例

Educate(エデュケート):教える

 「Educate」とは、商品の種類があまりに多過ぎて、どれを選んでいいかわからないものや、使い方が難しいものについて、「説明して教える」という機能を動画に持たせるものである。『レコメンド』要素が強いところが特徴だ。

Marks&Sponcer

 Marks&Spencerは、衣料品や食品などを幅広く取り扱うイギリスの小売店だ。そのオンラインショップでは、動画をフックとして、ポジティブな循環を生み出すことに成功している。動画のある商品は、動画のない商品に比べて売上高が300%、全体の平均購買額23%アップ、ワインだけに限ると90%の売上を叩き出している。

 6か月で100万回視聴された動画は190本以上のタイトルに上る。一例を取り上げると、ワインのコーナーでは、いわゆるワインのうんちく(どこで取れたブドウを使って、どんな料理と合って、どんな味が好きな人に向いているかなど)を語るビデオがある。ビデオの隣には、そこで紹介されている商品の購入リンクが表示されるようになっている。

ドクタシーラボ

 ドクターシーラボのサイトでは、商品の使い方を動画で紹介している下に、ユーザーからのクチコミ評価も合わせて表示されるようになっている。さらに、関連商品の提案リンクや同一ページでそのまま商品を購入できるカートが付いているなど、サイトからユーザーを逃さない工夫が随所に見られる。これは既存顧客のロイヤリティ向上にも繋がっており、ランディングページですぐに離脱していた潜在顧客へのブランディングにも貢献している。また、動画があることによってページランクが上がり、「メイク落とし クレンジング」で検索すると1位表示されるという付随的なSEO効果も生まれた。

次のページ
Entertain(エンターテイン):楽しませる

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZine Day 2010レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&a...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2010/11/09 13:00 https://markezine.jp/article/detail/12204

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング