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ネットコン猿・道明寺猿ノ介が斬る!勘違いから学ぶネット広告&ネット経済

サルでもわかるネット広告 ヤフーのトップ画面って、全部広告なんじゃねーの?の巻


広告の値段は、誰が見ているかによって違う?

じゃあ、今度は私が質問しますが、このトピックスというところは、広告じゃないんですか?

(あっさり)いえ、違います

え! だって、なんか広告っぽい記事も見かけますよ……

あのスペースは、純粋にニュースを紹介しているだけですから、広告ではありません

あら~

では、中段にある写真付きの「スポーツエンターテインメント情報」というのは、広告ですか?

違いますよ。これは、ヤフーが運営しているサービスの紹介ですね。ヤフーには様々なコンテンツがありますから、そこへの誘導を行なっているわけです

この駅弁の記事とかも?

ええ。特集記事の紹介ですね

な……。ということは、ヤフーのトップページには、右上のバナー以外に広告はないんですか?

右のサイドバーに「注目の情報」という広告スペースもありますが、メインとなるのはバナーですね

そうだった……のか

要するにこのトップページは、雑誌でいうところの表紙と目次を兼ねていて、様々なコンテンツの紹介をしているわけですね

そういうことです

ちなみに、たくさんあるヤフーのコンテンツのなかで、ページビューが多いのは、どのコンテンツですか?

そりゃこのトップページだろう。なんてたって1週間に10億ページビュー以上あるんだから

いえ、違いますよ。トップは、ページビューが多いとはいえ、たった1ページしかありませんからね。サービス全体でカウントすれば、ヤフー・オークションが断トツなんです。これだけで全体の4分の1くらいのページビューがありますから。で、その次がニュース、次がメールですかね

じゃあ、各コンテンツの広告料金というのは、そういったページビューの多い順で決まっていくわけですね

違います

違いますよねぇ。そりゃ、不動産とか自動車とか、有力企業の広告が入りそうなところはページ単価が高かったりするんですよね

確かにそういう一面もありますが、ただ、一概にそうとは言えないんですよね

あら、そうなんですか?

広告の値段というのは、誰が見ているかによっても違ってくるので、一概にはなんとも……

またまたご冗談を。ヤフーさんも人が悪い。見ている人によって広告が違うなんて、あるわけないじゃないですか

つまり、私と道明寺さんとでは、ヤフー内の同じページを見ていても、表示される広告が違うってことですか?

そうですよ

本当ですかぁ!

 ……見ている人によって、表示される広告が違うなどとヤフーさんは言うのだが、本当にそんなことがあるのだろうか。次回は、この話を中心にヤフーさんに聞いてみるぞ!

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この記事の著者

岡部 敬史(オカベ タカシ)

72年京都市生まれ。『別冊宝島』の編集を経て編集・執筆業。ブログ評論家。著書に『ブログ進化論――なぜ人は日記を晒すのか』(講談社プラスアルファ新書)、『Web2.0殺人事件』(イーストプレス)。『このWeb2.0がすごい!』(日経BP社)。編著書に『このブログがすごい!』(宝島社)などがある。個人のブログは『岡部敬史の編集記』

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/08/22 16:51 https://markezine.jp/article/detail/1619

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