SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第99号(2024年3月号)
特集「人と組織を強くするマーケターのリスキリング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

初心者向けネット広報・PRのキホン

タイトル冒頭に商品名を入れてませんか? メディア、ソーシャルユーザーに「自分ごと」として受け取ってもらうプレスリリースの書きかた


 いきなり広報担当に任命された、他にやる人がいないから自分が書かなきゃ……。そんなネット広報・PR初心者向けに、プレスリリースの作成ポイントについてまとめました。

そのプレスリリースは、ターゲット視点で情報価値があるか

 ともすれば伝える内容が企業(発信者)視点に寄りがちなプレスリリースでは、BtoCなら生活者、BtoBなら導入企業と、受容者の視点に立ち返って情報価値を高める努力が必要です。

 単に「◯◯(商品名)を新発売」と言っても、(世間からよっぽど販売を期待されていた商品でない限りは)ニュースとしてピックアップされる可能性は低いと言えます。それが、受け手から見てどんな意味があるか、何を解決してくれるのか、それが情報価値を決めるポイントとなります。

 ニュース性が認められればメディアで記事化されたり、最近ではプレスリリース自体がソーシャルメディアで共有されることもあります。いずれも重要なのは受容者の視点、“自分ごと”だと人は反応するのです。ニュースは受け手にとって“自分ごと”でなくてはなりません。

プレスリリース作成で押えるべき4つのポイント

タイトル冒頭に商品名は不要、最大の特徴を前面に

 前述の例のごとく、新商品プレスリリースではタイトルの頭に商品名を入れてしまいがちですが、商品名がメディアの引きとなるケースは極めて稀。限られたスペースで名前に字数を割くより、その商品が何を実現するものなのか、その最大の特徴を端的に書くことが大切です。

引用率高し、リード文はコンパクトかつインパクトを持たせて

 冒頭のリード文は、ニュース記事へ記者が引用することも多い箇所。決して侮れません。それを意識して、3~4行でコンパクトにまとめつつも、最大の特徴を必要最小限の要素で構成する必要があります。プレスリリース全文は読んでもらえない可能性があるため、タイトルとリードに最重要の要素は全て盛り込みます。

トレンドとエビデンス

 ニュース性アップのキーワードは「トレンド」と「エビデンス」。記載内容が時流(トレンド)に乗っていること、または先取りしていることを説明できると、取り上げられやすくなります。

 また、説明に証跡(エビデンス)があることで説得力を持ち、記事の説明材料として活用されることとなります。機能や特徴の列挙だけでなく背景説明にも気を配ると、グッと質が上がります。個別の商品発表でしかなかった情報が、世の中と結びつき、ターゲット層にとっての“自分ごと”となるのです。

情報は出し惜しみなく

 以前は取材を受ける前提だったプレスリリースも、今では問い合わせなしで記事化されたり原文のままWebメディアに掲載されることも多くなりました。むしろ事実確認が必要だと、露出機会を逃す場合もあります。プレスリリースには、記者が求める裏付けとなる数値やデータも用意するのが最善です。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
基本フォーマットとしての要素

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
初心者向けネット広報・PRのキホン連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

三島 映拓(ミシマ アキヒロ)

株式会社PR TIMES サービスマネジメント本部マネージャー。2005年に総合PR会社・株式会社ベクトルに入社、2007年よりプレスリリース配信代行Webサービス「PR TIMES」の運営に携わり、グループ内で株式会社PR TIMESへ転籍。以降、プレスリリース配信サービスとWebに特化したPRサ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2012/11/20 11:04 https://markezine.jp/article/detail/16737

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング