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話題の「ハッシュタグ検索」とは?若年層女性の約半数が利用経験あり【アライドアーキテクツ調査】

 アライドアーキテクツは、SNS上で近年急速に普及している「ハッシュタグ」の利用実態について、女性SNSユーザー約4,500名を対象にアンケート調査を実施した。

ハッシュタグとは、SNS上でユーザー投稿のタグ(付箋)として用いられる、ハッシュマーク(#)が付いたキーワードのこと。「#fashion」「#ランチ」など日本語や英語のワードと自由に組み合わせることで、投稿内容が何に関するコメントなのかを一言で表すことができる。同じハッシュタグごとに他ユーザーの投稿を一覧で表示することもできるため、特定の話題や同じ興味・関心を持つユーザーの投稿を効率よく閲覧することが可能だ。

20代以下では約半数がハッシュタグの利用経験あり

 「これまでにSNS上でハッシュタグを使ったことがあるか」という質問に対しては、全体の36%が「使ったことがある」と回答。「知っているが使ったことはない」(18%)を加えると、ハッシュタグ自体の認識率は半数を超えていた。さらに、20代以下に対象を絞ると、利用経験ありと回答したのは約半数、認識率は約7割に達し、若年層ほど広く利用・認識されていることがわかった。

利用SNSはTwitterがメイン/20代以下は3割がInstagramでも活用

 ハッシュタグを利用したことがあるSNSについては、全年代の83%が「Twitter」と回答しており、「ハッシュタグ=Twitter」というイメージが定着していることが明らかに。一方、Instagramでの利用率は20代以下(34%)が30~40代(16%)の2倍以上となっており、若年層ではSNSを横断して幅広くハッシュタグを活用しているようだ。

ハッシュタグを利用する目的は?

 また、ハッシュタグを利用する目的は「気になる商品や情報を検索するため」(62%)が最も高く、多くのユーザーが情報収集を目的にハッシュタグを活用していることがわかった。また、年代別の割合では20代以下のみ「友達などが投稿しているハッシュタグに興味を持ちチェックをするため」(40%)が次点となっており、若年層では友人のハッシュタグがユーザー自身の興味・関心に高い影響を及ぼしているようだ。

検索対象は「食品」「化粧品」がツートップ

 そしてハッシュタグを利用した商品情報の検索で最も多かった商品カテゴリーは、全年代で「食品」(49%)がトップ、次いで「化粧品」(42%)となり、その後は「レシピ」(22%)、「家電」(22%)、「アパレル」(21%)という結果に。年代別では、20代以下で「アパレル」「アクセサリー」の占める割合が他の年代と比べてともに約10%も高く、若年層がファッション情報の検索にハッシュタグを活用している模様。

ハッシュタグ検索の魅力は「手軽さ」

 さらにハッシュタグで検索を行う理由については、30代以上で「特に理由はない」が最も多かった一方、20代以下では「検索が簡単なため」(40%)がトップとなり、若い年代であるほどその「手軽さ」に魅力を感じていることがわかった。また、「情報が整理されているため」(19%)、「リアルタイムで情報を得られるため」(16%)、「見ているだけで時間が潰せるため」(14%)と、他の年代に比べて具体的な回答が選ばれる割合が高く、若年層であるほどより明確な目的のもとにハッシュタグが活用されていることが明らかになった。

ハッシュタグはSNS上でのクチコミ伝播に大きな影響を与える可能性あり

 今後、ハッシュタグを利用してSNS上で検索したい情報は、全年代で「商品のクチコミ探し」(65%)が最も多く、次いで「好きなアーティストなどの最新情報探し」(31%)、「ニュースに対する世の中の見解探し」(29%)となった。この結果から、ハッシュタグが今後、SNS上でのクチコミの伝播に大きな影響を与える可能性を持っていることがわかった。また、20代以下では「ブランドなどの最新情報探し」という回答も3割を超えており、ここでも若年層における「気になるモノ・コト」の情報収集というハッシュタグ活用意向の高さがうかがえた。

【調査概要】
調査名称:女性SNSユーザーのハッシュタグ利用実態調査
調査主体:アライドアーキテクツ
調査時期:2015年1月14~25日
調査方法:Facebookアプリ「モニプラ」上でアンケート調査を実施
有効回答数:4,563名

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MarkeZine(マーケジン)
2015/02/25 11:30 https://markezine.jp/article/detail/21998

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