ニールセンは、スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView」をもとに、「グルメ/飲食店」サービスのアプリとブラウザからの最新の利用動向を発表した。
飲食店情報を調べることができる「グルメ」サービスは、ブラウザからの利用者の割合が高く、ブラウザのみで利用している人の割合が約80%を占めていた。一方、飲食店会社自体が提供している「飲食店」サービスはアプリからの利用者が多く、83%の人がアプリから利用していた。また、アプリのみから利用している人の割合を比較してみると、「飲食店」では半数以上の人がアプリのみでサービスを利用しているのに対し、「グルメ」では6%にとどまっていることがわかった。
※「グルメ」サービスは、ニールセン独自分類の「食品、料理」および「クーポン、報酬」から、飲食店情報をメインに調べることができるサービスの利用者数TOP3として「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパー」を抜粋。スマートフォン利用者全体の41%が、3サイトのいずれかを利用している。「食べログ」はBrand、「ぐるなび」と「ホットペッパー」はChannelを使用。
※「飲食店」サービスは、ニールセン独自分類の「食品、料理」から、飲食店会社自体が提供しているサービスの利用者数TOP3として「マクドナルド」「すかいらーく」「ケンタッキーフライドチキン」を抜粋。スマートフォン利用者全体の34%が、3サイトのいずれかを利用している。
次に、「グルメ」サービスTOP3の重複利用状況をアプリとブラウザ別に比較すると、アプリでは複数サービスを利用している人が12%であるのに対し、ブラウザでは49%と、複数のサイトを利用している人が多いことがわかった。
※重複を除いた利用者数は、アプリでは406万人、ブラウザでは1,839万人。
また、アプリ利用者がその他2社のサービスをブラウザで利用しているかを調べたところ、「食べログ」と「ホットペッパー」アプリ利用者の約60%、「ぐるなび」アプリ利用者の約50%がその他2社のサービスをブラウザから利用していた。
※ グラフの読み方:(例)「食べログ」アプリ利用者の59%が「ぐるなび」もしくは「ホットペッパー」のサイトをブラウザから利用している。
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