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様々なデータを統合して、自社IDを生成、管理。AdTruthが提案するオーディエンス価値の向上とは?

正しく健全な成果を広告主とメディアに提供する

MZ:どのように活用されていく予定ですか?

日向:今、テスト導入を進めているのは、主軸であるアフィリエイト事業です。まずは一定期間、データを連携してResolveを運用し、可視化できていなかったユーザー行動のデータがどの程度あるのかをまずは把握したいと思います。

 Cookieが使えない場合に、どれだけ正しく健全な成果を広告主やメディアに提供できるかは、当社のシステムの品質にかかわります。なので、そういったところを補完したい意図がいちばんですね。ユーザーが特定できると、それだけ適正な広告評価が可能になり、正しいメディア評価を元にした広告運用が出来るので、ID情報を統合し管理できるResolveには期待しています。

MZ:これから、可視化できていなかったユーザーの状況もどんどん明らかになりそうですね。

鳥井:そうしていきます。例えば海外のResolve導入事例では、導入前はトラフィックのあるユーザーの4割が匿名状態でしたが、導入後にはそれが3割に減りました。全体の1割のユーザーを、新たに可視化できたのです。

 成果を上げるには、やはりユーザーの一致を検出するためのルールづくりが大事になりますね。これは企業からお預かりするデータによっても異なるので、基本的に当社でアドバイスしてプリセットし、運用開始後もチューニングのサポートをしていきます。今後は企業内でも簡単にチューニングができる管理画面の提供も予定しています。

Cookieに依存しないトラッキングがスタンダードに

MZ:ユーザーの特定には、以前はCookieを活用するのが主流だったかと思います。今、この風潮は変わりつつあるのでしょうか?

鳥井:そう思います。3年ほど前から、Cookieでは完璧なユーザー特定はできないという認識が広がり始めました。当時はまだ、スマートフォンのトラフィックが全体の3割程度だったと思います。今では、スマホのトラフィックも半分を越えるくらいになりますが、このCookieの抜けを回避するのに、第三者のプラットフォーマーのIDを使うことでなんとか対応しているという状況ですね。これに対して、Resolveは確実な解決策になると思います。

MZ:Cookieに依存しないトラッキングが、これからスタンダードになりそうですね。では、今後の展望をそれぞれ教えてください。

日向:今まさに、鳥井さんの手厚いサポートをいただきながら、近日中にインパクトの想定値が出せるよう動いているところです。当社としては、当初目的のトラッキングできていないユーザー行動の可視化にまず取り組んで、広告主やメディアへのサービス向上に努めていきます。

鳥井:データのフラグメンテーションは、ネットビジネスを展開するほぼすべての企業が悩まれているところです。Resolveの導入実績を重ねながら、より多くの企業に知っていただき、支援するのが当面の目標です。

MZ:スマートフォンの台頭をきっかけに、データのフラグメンテーションが課題となる企業が増えています。その中でAdTruth Resolveが課題解決の一手となることができれば、デバイス特定に新たな変化が起きそうですね。そして、インタースペースの国内初導入がそのモデルケースとなることを期待しています。ありがとうございました。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/11/24 08:00 https://markezine.jp/article/detail/23288

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