動画制作・動画マーケティングを支援するモバーシャルは、「第3回スマートフォンの動画視聴実態調査」を実施した。調査の結果、スマホートフォン(以下、スマホ)を「タテ向きのみ」で動画視聴する人が34.7%(第1回:27.6%、第2回:28.4%)と年々増加していることなどがわかった。
30代女性「タテ向きのみ」で動画視聴が49.4%
スマートフォンでWeb動画を視聴する時のスマホ端末の向きについて質問したところ、2015年7月の第1回調査、2016年1月の第2回の調査結果と比べ、「タテ向きのみ」で視聴する人は増加、「ヨコ向きのみ」は減少、「両方」と回答した人は微減した。「タテ向きのみ」が「ヨコ向きのみ」で動画視聴する人を初めて上回り、スマホを「タテ向き」にして動画を視聴する人が年々増えている傾向がわかった。
また第1回・第2回調査と比べると、女性は「タテ向きのみ」での動画視聴が4割を越え、特に「タテ向き」を好む傾向があることがわかった(第1回:32.9%、第2回:4.3%)。年代別で比べると、30代と40代の女性において、スマホ端末を「タテ向きのみ」で動画視聴すると回答した人が大きく増加した。
スマートフォンで動画を最も視聴する時間帯別に、端末の向きの傾向を調査したところ、6時~12時の間では、5割以上が端末を「タテ向きのみ」で動画を視聴し、12時~18時においても、4割以上の人が端末を「タテ向きのみ」で動画を視聴する傾向がわかった。
動画が短いほど、「タテ向きのみ」で視聴
スマートフォンで動画を視聴する時の動画一本あたりの長さと端末の向きを比較したところ、動画の長さが短くなればなるほど、「タテ向きのみ」で動画を視聴する傾向が見られた。逆に、動画が長くなるほど、「両方」、そして「ヨコ向きのみ」で動画視聴する傾向が強くなることがわかった。
なお、スマホを「タテ向きのみ」で動画視聴する人が好む動画コンテンツは、1位音楽系(26.7%)、2位ニュース系(21.4%)、3位動物系(18.1%)と続いた。また、スマートフォンを「タテ向きのみ」「両方」で動画視聴していると回答した人にフリーアンサーで理由を尋ねたところ、「通勤中に電車の椅子にすわれたら横向き、座れなかったらタテ向き」「縦使いになれているから」など多様な回答が得られた。
【調査概要】
対象:20代~50代のスマートフォンで動画を見ると回答した男女
実施期間:2016年8月9日~8月17日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
有効サンプル数:700サンプル
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