雨の日は電波が悪い――そんなロシア・サンクトペテルブルクにおいて雨水を利用して雨の日限定の公衆Wi-Fiを供給したロシアの通信会社のキャンペーンをご紹介します。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日に更新です。
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キャンペーン概要
時期:2018年
国名:ロシア
企業/ブランド:Tele2
業種:通信
雨で起動するWi-Fiルーター
ロシア第2の都市・サンクトペテルブルク。宮殿や大聖堂をはじめとする歴史的建造物が多く立ち並び、世界中から多くの観光客が訪れるこの街は、年間200日以上も雨が降る“雨の街”としても知られています。
サンクトペテルブルクに住む人々は、急な雨に降られることには慣れっこですが、雨が降った時の携帯の電波の悪さには本当に困っているそう。雨によって電波が遮断されてしまい、通信速度が不安定になるばかりか、場所によっては全くつながらなくなってしまうというのです。

そんな人々の声を受けて、同国の通信事業者・Tele2は、雨の日に無料のWi-Fiを提供するサービス『Rain Wi-Fi』を始めました。
人々がよく雨宿りをする公共の建物内に、雨が止むまでのひと時の間利用してもらおうとWi-Fiの機器を取り付けたのですが、ユニークなのはこのWi-Fiルーターは雨が降った時だけ作動する仕掛けになっている点。
雨水が流れる排水パイプに機器を取り付け、水の勢いでタービンを動かして電力を発生させてルーターを起動させる仕組みです。


さらにこのWi-Fiに接続すると『ナショナル ジオグラフィック』や『WWF』などの上質なコンテンツも視聴可能。
Tele2は、この“雨の力で発電するWi-Fiルーター”をサンクトペテルブルク市内数カ所に取り付け、人々に快適なネット環境を用意したところ、SNSやオンラインニュースを中心に大きな話題となり、1億3,900万件のメディアインプレッションを獲得。3,400万人にリーチしました。

通常なら『雨の日にネットが繋がりにくいのは仕方がない』と諦めてしまいそうなところですが、その不便さを好機に変えて、ブランドイメージを大幅に向上させることに成功した事例でした。
動画はこちら
記事転載元:AdGang
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