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AI、どんな職業で活躍して欲しい?

AIに対する不安を期待が上回る

 AIをビジネスに導入することにより、多くの職業において効率化・自動化が図られる。これから先、現役世代はAIと共に仕事をしていく機会が増えると予想されるが、AIに対して何を期待しているのだろうか?

 図表4はAIの導入で期待することを、ランキングで示したものである。最も期待されていたことは「人手不足の問題が解消する(68%)」であった。そして、ほぼ同じ割合で「単純な作業や危険な作業を任せることができる(67%)」が続いた。やはり労働力の確保という問題意識は強いようだ。

図表4 AIの導入で期待することベース:全体(n=1,000)/複数回答
図表4 AIの導入で期待すること
ベース:全体(n=1,000)/複数回答

 AIはまだ新しい技術であり、今後どこまでビジネスの中で活用されるようになるのかはわからない。まだ誰も経験したことのない社会へと転換していく可能性があるため、不安を感じる人がいたとしても当然である。図表5はAIの導入で心配なことを、ランキングで示したものである。約半数の人がAIの導入によって「今働いている人の仕事が奪われてしまうかもしれない」と、雇用の喪失を心配している。

図表5 AIの導入で心配なことベース:全体(n=1,000)/複数回答
図表5 AIの導入で心配なこと
ベース:全体(n=1,000)/複数回答

 そして、図表6はAIが世の中に普及していくことに対して総合的に見て歓迎するか否かを質問した結果である。「歓迎すべき」「まあまあ歓迎すべき」を含めて、現役世代の3人に2人がAIの普及に対して歓迎の意思を表明した。

図表6 AIの普及を歓迎すべきだと思うかベース:全体(n=1,000)/単一回答
図表6 AIの普及を歓迎すべきだと思うか
ベース:全体(n=1,000)/単一回答

 今後AIは新たな産業分野にも活用されていくことが予想される。確かに雇用の維持という点においては不安が拭いきれないだろうが、資源が乏しく、労働力不足の日本の将来を考えてみたときに、「AI」は救世主ともなりうるのかもしれない。

■調査概要
調査主体:マクロミル・翔泳社(共同調査)
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~49歳の就業者(マクロミルモニタ会員)
割付条件:性年代別の就業者比率に合わせて回収/1,000サンプル
調査期間:2018年8月14日(火)~2018年8月15日(水)

・本文の数値は四捨五入した整数で表記。
・百分率表示は四捨五入のため丸め計算を行っており、合計が100%とならない場合がある。

▼調査レポート
『AIに置き換わる職業、人間が行うべき職業は?就業者1,000人調査』(HoNote)

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この記事の著者

マクロミル(マクロミル)

高品質・スピーディな市場調査を提供する、マーケティングリサーチのリーディングカンパニー。生活者のインサイト把握やデジタルマーケティング施策の広告効果測定など、マーケティング課題解決に向け最適なソリューションを提供。世界21カ国、50の拠点を展開し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指す。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2018/10/25 15:00 https://markezine.jp/article/detail/29455

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