SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

定期誌「MarkeZine」

第65号(2021年5月号)
特集「今日から始める運用型テレビマーケティング」

定期誌購読者なら
誌面がウェブでも読めます

定期誌『MarkeZine』特集

マーケと人事が手を取り合った村田製作所の採用マーケティング実践

 早くからBtoBのデジタルマーケティングに取り組んできた、京都の総合電子部品メーカー・村田製作所。他社に先駆けて、多様な人材採用のための企業認知、エントリー数の拡大という人事部の課題をデジタルマーケティングで解決する、新卒採用プロジェクトを実施した。本プロジェクトをリードしたのは、マーケティング&コミュニケーション部の内海克也氏。採用課・シニアマネージャーの関口晴巳氏らとともにプロジェクトを振り返り、今後の採用活動への目標も語っていただいた。

※本記事は、2019年3月25日刊行の定期誌『MarkeZine』39号に掲載したものです。

デジタルマーケティングの実績を採用に活かす

株式会社村田製作所 マーケティング&コミュニケーション部 部長
内海 克也(うつみ・かつや)氏
(写真左)
1989年に村田製作所入社。各開発部門、事業部直下のマーケティング担当を経て、2014年よりデジタルマーケティングに本格的に従事。本プロジェクトを立案し、主導する。

株式会社村田製作所 人事部 採用課 シニアマネージャー
関口 晴巳(せきぐち・はるみ)氏
(写真右)
広報担当として、本プロジェクトに参加。2016年11月に人事部へ異動後は、採用責任者として関わる。

――まずは、これまでの村田製作所のデジタルマーケティングの取り組みについて教えてください。

内海:村田製作所は、1944年に創業した京都に本社を持つ総合電子部品メーカーです。ムラタセイサク君というロボットをご存じの方も多いと思います。最先端の技術と広範囲な製品ラインアップ、そしてグローバルな生産と販売ネットワークが強みでして、「Innovator in Electronics」をスローガンに掲げ、豊かな社会の実現を目指しています。

 当社がデジタルマーケティングをスタートしたのは、1997年の頃からです。まずはWebサイトの公開からスタートし、Web製品検索システムの導入、メールマガジンの開始やWeb動画活用と、着実にデジタルのBtoBマーケティングを進めてきました。そして変革期として迎えた2014年に、CRMやSFA、MAを導入し、マーケティング&コミュニケーション部を設立したのです(図表1)。

図表1 村田製作所のデジタルマーケティングの軌跡
図表1 村田製作所のデジタルマーケティングの軌跡

 当社は「やったらええんちゃうの?」という文化。その後も、グローバルでのネット広告出稿やリードマネジメントを本格化しています。そのような中、2016年の新卒採用へデジタルマーケティングを活用することになりました。

――採用活動には、中途採用もあります。なぜ、新卒採用を優先したのでしょうか。採用課題に違いが?

関口:そうですね。中途採用には、転職のタイミングが人それぞれであるという課題があります。学生が一斉に動く新卒採用のように母集団が形成しづらく、アプローチが難しいのです。BtoBビジネスと同様に、転職検討から入社までの時間が長く、採用予測が立てにくいという課題もありました。

 一方新卒採用は、毎年3万人くらいのプレエントリーをいただいています。しかし村田としては、さらに多様な人材を採用したいという戦略があり、ターゲット学生の認知を獲得し、エントリー層を広げたいと考えていたのです。

内海:そこで、私から「採用活動にデジタルマーケティングを取り入れませんか」と提案したのです。マーケティング部として、新しい広告手法へチャレンジしたいという思いがありましたし、人事部の採用課題にもデジタルマーケティングは効果があると考えたんですね。人事部からも「ぜひやりたい」と返事があり、マーケティング部と人事部、そしてコーポレートブランドのPRなど、広告まわりを担当する広報部も加わり、プロジェクトを進めることになりました。

関口:プロジェクト当時、私は広報におりまして、内海さんから「テレビCMと一緒に、YouTubeやFacebookで動画広告をやりましょう」と相談されました。広報としても、採用活動に結びつくのであればとOKしましたね。

 先に新卒採用から取り組んだのは、まず就職活動のスケジュールが決まっており、ターゲットがはっきりしていること。さらに就職活動ですから、学生の動きも活発。そのため、施策がやりやすいと考えました。プロジェクトは2015年の秋にスタートし、就職活動が解禁となる3月上旬までのスケジュールで進めました。

この記事の続きはMarkeZineプレミアム会員になるとお読みいただけます。
詳細はこちら
プレミアム記事を毎月1冊にまとめてお届けする定期誌『MarkeZine』年間購読サービスもございます。
詳細はこちら

次のページ
オフライン×オンラインの総合プランニングで各部の知見を最大化

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
定期誌『MarkeZine』特集連載記事一覧

もっと読む

関連リンク
この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長 1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケター向け専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、定期誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新しいビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング