SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

米国最新事情レポート『BICP MAD MAN Report』

米国の先を行く、移動スーパー「とくし丸」の万能方程式

 米国やグローバルにおける広告・マーケティング業界の最新情報をまとめたデジタルインテリジェンス発行の『DI. MAD MAN Report』。そのカットアップ版をお届けする本連載。今回は、日本ならではの「三方良し」を体現する「とくし丸」事業のビジネスモデルから、米国の先を行く新プラットフォームのあり方について言及する。

※本記事は、2020年2月25日刊行の定期誌『MarkeZine』50号に掲載したものです。

「とくし丸」から読み解く日本市場らしいイズム

 米国でも見当たらない、日本ならではの「三方良し」のビジネスモデルを見つけて感動した。買い物難民を支援する移動スーパー「とくし丸」をご存じだろうか。徳島県発で、過疎地の「買い物弱者」が周辺に存在する「中小スーパー」と商品供給の契約を行い、その商品を移動販売車を持つ「個人事業主」に任せる独自の手法により、契約地域を全国に拡大してきた。2012年にトラック2台で創業し、2016年にはオイシックス・ラ・大地が買収。現在では「コンビニより便利な」チェーン事業として、2020年3月末には全国で500台を突破する見込みで資金を再投資している。

 この「とくし丸」事業のビジネスモデルは、本連載を通して度々伝えてきた「MAD MAN(筆者)流の目線」(図表1)がすべて含まれている。日本市場らしい世の中に価値を提供するイズムであり、だからこそ「万能な方程式」として世界でも通じると思える。その気づきを解説・共有したい。

図表1 MAD MAN流の目線(タップで画像拡大)
図表1 MAD MAN流の目線(タップで画像拡大)
この記事はプレミアム記事(有料)です。ご利用にはMarkeZineプレミアムのご契約が必要です。

有料記事が読み放題!初月300円キャンペーン中!

プレミアムサービス詳細はこちら
※初めてMarkeZineプレミアム個人会員をご利用のお客様に限り利用可能です。
※お一人様1回限り有効です。

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラスをご契約の方は
・こちらから電子版(誌面)を閲覧できます。
・チームメンバーをユーザーとして登録することができます。
 ユーザー登録は管理者アカウントで手続きしてください。
 手続き方法の詳細はこちら

次のページ
刈り取りマーケティングの概念を超えた共生の仕組み

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
米国最新事情レポート『BICP MAD MAN Report』連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

榮枝 洋文(サカエダ ヒロフミ)

株式会社ベストインクラスプロデューサーズ(BICP)/ニューヨークオフィス代表
英WPPグループ傘下にて日本の広告会社の中国・香港、そして米国法人CFO兼副社長の後、株式会社デジタルインテリジェンス取締役を経て現職。海外経営マネジメントをベースにしたコンサルテーションを行う。日本広告業協会(JAAA)会報誌コラムニスト。著書に『広告ビジネス次の10年』(翔泳社)。ニューヨーク最新動向を解説する『MAD MAN Report』を発刊。米国コロンビア大学経営大学院(MBA)修了。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2020/02/25 15:15 https://markezine.jp/article/detail/32931

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング