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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

リプレイスを支える注目の技術

ファーストパーティデータの最大限の利活用に向けて(LiveRamp Japan)

相互運用可能なIDソリューションを提供

 今後重要となってくるのは、マーケティングの領域において企業が保有する顧客データを厳重かつ慎重に管理することはもちろん、顧客の同意を得た上で、自社が保有するデータを最大限に活用し、企業の売上を拡大させることです。LiveRampは、データ、プラットフォーム、アプリケーションの間に位置し、エコシステム全体にわたってアイデンティティ、接続性、アクティベーションを強化します。公平な第三者として、データのポータビリティの機会を増やし、相互運用可能なIDソリューションを市場に提供するという役割を果たすために、オープンなアプローチで統合に取り組んでいます。

 具体的には、顧客が同意の上で、自らのPIIデータ(Personally Identifiable Information、個人を特定できる情報)を安全にIDに変換し、同じく同意が取得できている企業との間でIDを連携し、そのIDを広告配信や計測、分析に活用することができるソリューションを提供しています。

(タップで画像拡大)
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 IDへの変換に際しては、顧客データが非可逆にハッシュ化された上でLiveRampへ送信され、そのハッシュされたデータに対して、当社でLiveRamp IDを生成します。そのため当社がデータそのものを蓄積することはありません。また、ユーザーが複数のサービスに同じ個人情報(たとえばメールアドレス)を登録し、それぞれの企業が同じメールアドレスを活用しているとしても、企業やサービスごとに別々のLiveRamp IDを生成するように設計しており、万が一、LiveRamp IDが外部で把握できた場合にも、第三者は他社データと突合することはできない仕組みです。両社間での同意、並びに、両社にて顧客から同意が取れていることが確認されて初めて、両社が保有するLiveRamp IDを接続します。

 かねてから語られている点ですが、「正しい人に正確な情報を心地よいタイミングと場所で伝える」ことが重要で、業界全体がその実現のために技術を磨いてきました。弊社が提供するIDソリューションがユーザーから見た残念な広告体験を減らすことに貢献し、広告全体の信頼を取り戻し、健全なエコシステムの構築へつながると考えています。

LiveRamp Japan 日本営業責任者 鳥井武志氏

 

LiveRamp Japan 日本営業責任者 
鳥井武志氏

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:48 https://markezine.jp/article/detail/34611

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