SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

Twitterプロモーションの最新動向を追う(AD)

丸亀製麵が語る、「タル鶏天ぶっかけ」の売り上げ拡大を支えたTwitter起点のプロモーション

7つの施策を畳み掛け、会話が絶えず生まれる状況に

MZ:では、実際にどのような施策を行ったのか教えてください。

小西:今回はティザーからローンチ、サステインにかけて以下の7つの施策を畳み掛けるように行いました。フェーズごとにご紹介したいと思います。

1.タル鶏天公約(カンバセーショナルカード)

2.#丸亀製麺さん推しが尊いです(ハッシュタグキャンペーン)

3.深夜の飯テロ動画

4.フォロー&RTキャンペーン(インスタントウィン)

5.食べられない試食会(Twitterライブ配信)

6.紅白タル鶏合戦(カンバセーショナルカード)

7.免罪キャンペーン(引用リツイートを使ったキャンペーン)

ティザー期:カンバセーショナルカードでファンのお客様を中心とした発話を促す

小西:まず、ティザー期に行ったのはタル鶏天公約というカンバセーショナルカードを用いたキャンペーンです。「タル鶏天ぶっかけ」の販売に先立ち、3つの公約を用意し、どれを実現してほしいかをツイートしてくれたTwitter利用者の方に、丸亀製麺オリジナルのSNSアイコンをプレゼントしていました。

 この段階では、丸亀製麺のTwitterアカウントのフォロワーさんをはじめとしたコアなファンのお客様を中心に発売前の盛り上げを一緒に行っていきました。最終的には、3つの公約をすべて実現することで、ティザー期における話題最大化を狙いました。

ローンチ期:ハッシュタグCPに動画、フォロー&RT、ライブ配信で話題をピークに

小西:ローンチ期には#丸亀製麺さん推しが尊いです、深夜の飯テロ動画、フォロー&RTキャンペーン、食べられない試食会の4施策を実行し、販売開始から何度も丸亀製麺に関する会話が起きる設計にしました。

 #丸亀製麺さん推しが尊いですでは、このハッシュタグをつけて「あなたの推していることやエピソードをつけて」引用リツイートをしていただくキャンペーンとなっています。

篠原:前回の「タル鶏天ぶっかけ」の販売時に来店いただいたお客様の顧客クラスタを分析した際に、アニメやゲームに関心の高い層をターゲットとしてコミュニケーション設計をしていくのが一番良いことが事前にわかっていました。そのため今回のキャンペーンでは、特定のキャラクターなどを推す文化のあるアニメ・ゲーム好きの方から共感を生み、思わずツイートしたくなるようなハッシュタグ設計を心がけていました。

小西:その後、より広いリーチを獲得すべく行ったのが、クーポンが抽選で当たるフォロー&RTキャンペーンです。その抽選結果のお知らせには、10月6日に行う食べられない試食会の告知も行いました。

 そして食べられない試食会では、メインターゲットであるアニメやゲームに関心のある方をさらに巻き込むため、声優さんを起用したライブ配信を実施しました。また、ローンチ期には、この食べられない試食会に参加した声優さんを起用した動画を制作し、深夜の飯テロ動画として配信していました。

サステイン期:関連商品を新たに投下し話題を維持

小西:食べられない試食会で会話量のピークを迎えた後は、それが急に途絶えないように維持していくための施策として紅白タル鶏合戦と免罪キャンペーンを展開しました。

 前者に関しては、「タル鶏天ぶっかけ」と同時発売していた「赤タル鶏天ぶっかけ」のどちらが好きかをカンバセーショナルカードで投票してもらいました。後者に関しては、新たに「漢気!(おとこぎ)タル鶏天ぶっかけ」という商品を10月後半から展開し、それに合わせてTwitterでもフォロー&引用RTキャンペーンを行いました。

 これらの施策により、「タル鶏天ぶっかけ」に関する話題の維持と再来店を促していきました。

次のページ
Twitter上の言及数と売り上げが連動し、目標も達成

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
Twitterプロモーションの最新動向を追う連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/02/09 21:11 https://markezine.jp/article/detail/35066

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング