アドミュート率の高い広告配信方法
それでは、アドミュート率を低く抑えるためには、どのような手法が有効なのでしょうか。アドミュート率に関係の深い、
- ターゲティングロジック
- フリークエンシー
この2つの視点から見ていきましょう。
ターゲティングロジックとアドミュート率の相関関係
昨今、アドネットワークや DSP(デマンドサイドプラットフォーム) 経由の広告配信において、様々なターゲティング手法が用いられています。
下図は、アドミュートされた広告が、どういったターゲティングロジックで配信されたものかを示しています。
ご覧のとおり、自社サイト訪問者へのリターゲティング (サイトリターゲティング) が最も配信停止されやすいターゲティングロジックとなっています。日本国内でも 2010年4月にGoogle AdWordsにてリマーケティング機能が登場したことから、活用しているという方も多いのではないでしょうか。
ご覧のとおり、自社サイト訪問者へのリターゲティング (サイトリターゲティング) が最も配信停止されやすいターゲティングロジックとなっています。
フリークエンシーとアドミュート率の相関関係
次に、フリークエンシーです。下図をご覧ください。
接触回数が多くなればなるほど、広告配信の停止を望むユーザーが増加しています。
先に登場したサイトリターゲティングは、
- その特性上、1ユーザーあたりの接触回数が多くなりやすく、
- そもそも配信対象に限りがあるため、接触回数上限 (フリークエンシーキャップ) を高く設定しがち
です。
しかし一方で、定量的には見えづらい「うんざりした」ユーザーの気持ちを無視してしまうことにつながりかねないことが、本データから見てとれます。