Instagram活用の事例記事5選
パナソニック事例 Instagramでのフルファネルコミュニケーション
1本目は、パナソニックの「オーブントースター ビストロ」におけるInstagramでのマーケティング施策事例を紹介したこちらの記事。
消費者インサイトを探るところからInstagramを活用し、フルファネルでのコミュニケーションを展開、ブランドリフトの大幅アップに成功した事例です。コミュニケーション設計の際に取り入れたマーケティングのフレームワーク(JOBフロー)の解説やInstagramでのブランディング必勝パターンの紹介など実践につなげられる情報が多く、現場担当者からマネジメント層まで、マーケティングに携わるすべての方に読んでいただきたい1本です。
JAL事例 スポーツ×Instagramにある好機とは
マーケティングにスポーツの要素を取り入れる動きが活発になってきています。こちらの記事で紹介しているのは、日本航空(以下、JAL)とラグビー日本代表によるキャンペーンと、その中で活用したInstagramの施策の全容です。
スポーツファンとJALの親近感を醸成し将来的にJAL便の搭乗につなげたい、アスリートの姿に重ねて「挑戦」という企業メッセージを伝えたい、という狙いのもと展開されたコミュニケーションについて、日本航空宣伝部の渡邉裕紀氏、JALブランドコミュニケーションマーケティング部の橋本達明氏、Facebook Japanクライアントパートナーマネージャーの希代翔氏にインタビューしています。
スポーツ×Instagramにどのようなマーケティングの好機があるのか、JALの事例をもとに知ることができます。
ネスレ日本事例 MMMによりメディアプランニングの最適化
こちらの記事では、マーケティング・ミックス・モデリング(MMM)という手法を用いて、広告投資の最適化を図ったネスレ日本の事例を紹介しています。
MMMとは、オフラインとオンラインを含め多数のアプローチがある中で、各施策の貢献度を導くための手法です。ネスレ日本は、各施策による「ネスカフェアンバサダー」への申し込みに対し、貢献度・効率性・広告投資の余地の有無について、MMMを用いて検証。その結果、FacebookとInstagram広告の貢献度が高いことが判明し、予算配分の最適化が実現しました。
各媒体、SNSを横並びで活用していく際、予算配分は多くの企業にとって改善事項となっています。同様の課題を抱えているマーケターは特に、参考になる部分があるかもしれません。
この時代、単一のメディアだけに投資するということは、ほとんどないと思います。私たち広告主側が一番期待しているのは、複数のメディアを掛け合わせることによって、1+1が3にも4にもなってくれること。最適な組み合わせとは何かを、より詳しく把握したいのです。(記事より引用)
Oisix事例 効果的なアカウント運用と広告運用のマネジメント
Instagramマーケティングでは、フォロワーとのエンゲージメントを高めるオーガニックフィードと、新しいユーザーと出会う広告をの両方を組み合わせることで、より効果が高まるとされています。Oisixの事例は、アカウント運用と広告運用のマネジメントについて理解を深められるよい例です。
メッセージの整合性をどうとるか、効果的な広告クリエイティブのポイント、さらにコロナ禍におけるInstagram運用で意識するべきことまで解説されています。
花王事例 Instagramで展開するスモールマス戦略
生活者の多様なニーズに応えるべく、近年スモールマス向けのブランド展開にも注力している花王。2018年にリリースしたヘアケアブランド「GUHL LABORATORY」では、Instagramを中心にオンライン上でコミュニケーション戦略を展開しています。
こちらの記事では、「GUHL LABORATORY」の公式アカウントを開設してから、ブランドの世界観をInstagram上でどのように作り上げていったか、どのような戦略で広告を運用してきたかをインタビューしています。ローンチ時からの紆余曲折を知ることができるので、これからInstagramの公式アカウントを立ち上げようと考えているマーケターにおすすめの記事です。
Twitter活用の事例記事8選
丸亀製麵の事例 売り上げ拡大に貢献するTwitterプロモーション
丸亀製麺の創業20周年を記念し、2020年7月に行われた「あなたが選ぶ!うどん総選挙」で復活した「タル鶏天ぶっかけ」。記事では、このメニューの売り上げ最大化を目的に行われたプロモーションの全体概要を取材しています。
Twitter社は、ティザー(発売前)・ローンチ(発売中)・サステイン(発売後)の3ステップで施策を実施することを提唱していますが、丸亀製麺の施策はまさにこの3ステップで展開。ティザー・ローンチ・サステインにかけて、次の7つの施策が順を追って畳みかけるように実施されました。
1.タル鶏天公約(カンバセーショナルカード)
2.#丸亀製麺さん推しが尊いです(ハッシュタグキャンペーン)
3.深夜の飯テロ動画
4.フォロー&RTキャンペーン(インスタントウィン)
5.食べられない試食会(Twitterライブ配信)
6.紅白タル鶏合戦(カンバセーショナルカード)
7.免罪キャンペーン(引用リツイートを使ったキャンペーン)
記事では、上記それぞれの施策についての詳細や、売り上げへの貢献度などにも言及しています。
メルカリ事例 コンテンツプラットフォームとしてのTwitterの可能性
メルカリは、2020年4~6月に「モノガタリ」キャンペーンをTwitter上で実施しました。
目的はまだメルカリを利用したことのない新規層へアプローチすること。「すべてのモノには物語がある」というコンセプトのもと、伊坂幸太郎さんや又吉直樹さん、吉本ばななさんなど10名の著名作家によるオリジナル短編小説をメルカリ公式Twitterにツイートしました。
キャンペーンの場としてTwitterを選んだ理由について、メルカリマガジン編集長 宮川直実氏は、次のように述べています。
Twitterを選んだ理由は、テキストベースのコミュニケーションに最も適したプラットフォームだと考えたからです。今回のプロジェクトでは、「すべてのモノには物語がある」というコンセプトのもと、モノのストーリーを可視化させ価値を高めることで、持続可能な社会へとつながる意識変容に寄与したいと考えていました。
CtoCサービスのメルカリでは、お客様からお客様にモノが渡るとき様々な巡り合わせや物語が生まれており、ストーリーとの親和性が非常に高いと考えています。ストーリーの伝え方は様々ですが、Twitterであればリツイートやいいねを通じてメルカリらしい“思いがけない出会いや広がり”が生まれるのではないかと感じたんです。
また、withコロナの状況を生きる今、どこでも、どなたにでも気軽にストーリーを読んでいただきたいと考えたときに、Twitterが連載媒体として最適だと考えました。(記事より引用)
ユニークな企画ですが、マーケティング施策としての設計・工夫にも優れており、記事ではキャンペーンを展開する際に意識していたこと、そして得られた成果まで紹介しています。
ユニ・チャーム事例 ブランドはUGCをどう捉えるか?
発信は嬉しいけど意図しない発言は嫌だ、バズりたいけれど炎上はしたくない――UGCを活用する上で、多くの企業が悩みを抱えているでしょう。
一般的なサニタリー製品で実施する王道の増すマーケティング施策が通用せず苦戦していたユニ・チャームの「ソフィ シンクロフィット」は、ロイヤルユーザーの1つのツイートをきっかけに状況が激変。1週間で商品が欠品し、売り上げは2倍に拡大したといいます。
UGCの捉え方・扱い方は各企業やブランドによって様々ですが、この時ユニ・チャームは、メーカーは介入せずに見守り、ユーザーのリアルな声を届けるというスタンスを取りました。
さらに、商品を取り巻く社会環境をユーザーと一緒に変えていくためのプロジェクト「#NoBagForMe」や、シンクロフィットの知らない・わからない・売っていないという課題を解消するためのプロジェクト「#がんばれシンクロフィット」も実施。いずれも、ユーザーの声をそのまま活かすことを大切にしたそうです。
UGCやファンの熱量との向き合い方に悩んでいるマーケターにおすすめの記事となっています。
イオン事例 認知向上と来店促進を実現したキャンペーン
様々な商品を数多く展開しているイオンのプライベートブランド「トップバリュ」。こちらの記事では、そんなトップバリュが認知拡大に課題を抱えていた新ジャンル「バーリアル」でのTwitterキャンペーン事例を紹介しています。
若年層の購買増加と新規顧客の獲得に成功した要因は何だったのか? キャンペーンの設計について詳しく知ることができる事例です。
キャンペーンの場としてTwitterを選んだ理由は?
今は広告の信頼度が落ち、企業が発信する情報があまり信頼されなくなっています。そのため、「我々が良い商品です」と伝えるのではなく、第三者から商品の良さが伝わるようにしたいと思い、Twitterをキャンペーンのプラットフォームとして選択しました。(記事より引用)
ユニリーバ事例 パーパスドリブンのTwitter活用
ユニリーバの「LUX(ラックス)」は、女性が理想の自分に近づくために社会のルールや固定概念に囚われることなく、自分らしく輝くためのサポートをすることをブランドパーパスに掲げています。
こちらの記事では、そんなLUXが女性にまつわる社会問題の解決を目指して発足したプロジェクトにおけるTwitter活用事例を紹介。広告×ライブ×インフルエンサー×マンガと、同じブランドメッセージを様々な形で届けることで、より深い理解につながったといいます。
SDGsをはじめ、社会問題に対するブランドの向き合い方を発信する機会も多くなっています。マーケターに限らず、広報の担当者の方にも参考になる事例です。
楽天モバイル事例 大成功を収めたライブ配信発表会の狙いと成果
こちらの記事では、楽天モバイルの自社回線による携帯キャリアサービス本格開始の発表に先駆けて、2020年3月に実施されたTwitterでのライブ配信の裏側をインタビュー。ライブ配信前・当日・ライブ配信後の3つのフェーズに分けて、丁寧に設計された施策の内容を詳しく紹介しています。
Twitterのトレンドを席巻し、ライブとアーカイブで国内歴代1位の総視聴者数を記録したこのライブ配信で(2020年8月時点)、楽天モバイルはどのような気付きや知見を得たのでしょうか。ライブ当日の話題化で終わらせない、Twitter活用について学ぶことができます。
ミスタードーナツ事例 50周年で実施した感謝を伝えるキャンペーン
2020年に50周年を迎えたミスタードーナツがTwitterを中心に実施したキャンペーン「ミスドの思いド」は、会話が生まれやすいというTwitterの特徴を活かした事例です。
商品やサービスの広告だけでなく、ブランドに対する思いを語ってもらう場所としてTwitterにどのような可能性があるのかを知ることができます。Twitterの活用が限定的になってしまっている、活用の幅を広げたいと考えているマーケターにおすすめの記事です。
サブウェイ コロナ禍で実施したファン度を高める攻めのコミュニケーション
20~30代の男女がメインの顧客層であるサブウェイは、現在コミュニケーション施策のデジタルシフトに力を入れています。量と質の両方を追いかけるSNS戦略のベースにあるのがTwitter。「サブウェイさん」という愛称のキャラクターを立て、サンドウィッチのカスタマイズについて会話したり、リツイートをお願いしたりなど、ファンと近い距離感で運営されている点が特徴です。
記事では、短縮営業や休業を余儀なくされたコロナ禍に行われた、「#おうちでサブウェイやってみた」というTwitter投稿キャンペーンにフォーカス。店舗の売り上げに直結しない施策ですが、どのような考えのもと展開された施策だったのか、どのような成果があったかなどをインタビューで明らかにしています。