ファン主語のハッシュタグで会話を広げる
MZ:今回のプロモーションではTwitter Japanが活用に関して相談に乗っていたとのことですが、どのような相談を受けていたのでしょうか。
大根田:17LIVE様から配信ライブに関して相談をいただいたときから、ライブの内容や当日に向けた施策をうかがっていたので、Twitter広告だと何のプロダクトが効率的かいくつか提案いたしました。
小椋:たとえば、今回の施策で効果的だった「ブランド絵文字」も提案の一つです。今回は17LIVE様がアイドルファンの熱量の高さを想定して、「#峯岸みなみ卒コン」などファンが思わずツイートしたくなるハッシュタグに17LIVE様オリジナルのブランド絵文字を卒業コンサートの1週間前から設定しました。
そうすることで、様々なハッシュタグのツイートとブランド絵文字が広がり、17LIVEによる独占ライブ配信であることの認知と複数ワードでのトレンドインにつなげることを狙いました。また、17LIVEの特別番組の中でもメンバーの方にハッシュタグを付けるとブランド絵文字が付くことを周知いただき、コンサートの公式ハッシュタグ感を醸成できたのが良かったですね。
渡慶次:ブランド絵文字はAKB48卒業生やメンバーの方などが普通に使ってくれていて、それが拡散のきっかけになっていたと思います。ファンにも違和感のないデザインを意識して作ったことで、誰もがそのハッシュタグを違和感なく使える状態になりました。
配信当日とアーカイブのリーチ拡大も徹底
MZ:ここまでは事前の施策についてご説明いただきましたが、当日はどのような施策を行ったのでしょうか。
宮崎:当日に関しては、Twitter利用者が最初にアクセスした際に優先的に広告ツイートを表示できるタイムラインテイクオーバーを活用し、会話数を増やしてライブ配信視聴者数の最大化を目指しました。
MZ:卒業コンサート終了後も、アーカイブ配信を軸にコミュニケーションを展開していましたね。
宮崎:アーカイブ配信に関しても、配信当日にきちんと話題化した上で発表できたため、会話の熱量が途切れることなく続いていきました。また、実は卒業生の大島優子さんが3曲目の『LOVE修行』のときにこっそり後輩メンバーに紛れて踊っていたなど、ライブ配信を1回視聴しただけではわからなかった演出が多数あったため、そういったことがまた話題となり視聴数が伸びました。
メンバーの皆さんも久々の有観客によるコンサートだったので熱量が高く、SNSなどでアーカイブ放送の告知をしてくれたり、コンサート当日の解説動画を上げてくれたりと、ライブ配信当日以降の盛り上げにも大きく貢献していただきました。