ChatGPTでコンテンツを制作するための3ステップ
3ステップの手始めは「下準備・リサーチ」だ。これは記事執筆前のリサーチのこと。設定した記事のテーマやターゲットとしたい読者層(ペルソナ)を決め、記事にどのような情報が必要なのかを洗い出していく。この作業にChatGPTを使うことで、リサーチ作業が一気に進むという。
ステップ2は「記事構造の作成」だ。これは記事のストーリー構成を考えるもので、具体的な作業としては、タイトルや見出し、要約作成が挙げられる。見出しや要約文の文字数、キーワードを指定してChatGPTに作成してもらうのだ。
ステップ3は「記事執筆」だ。これは実際のコンテンツ作成にあたり、文字数や入れたい情報、キーワードをプロンプトに書いてChatGPTに入力する。うまくやれば、このステップ1〜3合わせて5〜10分で完了し、コンテンツが作成できるという。
月岡氏が考案したプロンプトを活用すれば、非常に効率的に生成AIを使って記事制作を行えるというが、かといって、完成したコンテンツをそのまま公開するにはいくつか問題があるという。
たとえば、ハルシネーションの問題だ。「いかにも“それっぽく”記述されているが、真実でないことも多分に含まれていたりするので、人間によるファクトチェックは必須」と月岡氏。また、ChatGPTが学習している教師データは、やはり英語コンテンツのほうが多い。そのため「英語で質問し、回答を日本語に訳し直したほうが、精度の高い記事が作れる可能性が高いかもしれない」とアドバイスし、対応するプロンプトも紹介した。
ミエルカSEOでコンテンツを効率的にブラッシュアップ
「つまり、AIが作成したコンテンツも、公開前に人の手によってチェックやブラッシュアップが必要だ」と月岡氏。特に、SEOにも大きく影響する見出し要素は重要であり、魅力的な“フック”を作るのは生成AIだけでは困難とのこと。
さらに、重要トピックの抜け漏れチェックも欠かせないという。「生成AIが作った記事はそのテーマの肝になるような重要トピックが入っていないことが多く、読み返してその抜け漏れを防ぐ必要がある」と月岡氏は指摘する。
しかし、このようなチェック作業は手間がかかる。これらに時間を取られていては、生成AIを活用したところで本末転倒だろう。そこで、月岡氏はFaber Companyが提供するSEO対策ツール「ミエルカSEO」の活用を強く推奨する。
たとえば、見出しの調整に関しては、ミエルカSEOを使うと、検索上位のコンテンツを一覧表示して横並びで比較できる。これにより、「タイトル」や「小見出し」などの要素を、競合サイトと見比べながら、自社コンテンツを見直すことができるという。
また、重要トピックの抜け漏れチェックでも、検索上位のサイトと比較できれば手間が省けるが、そこもミエルカSEOが活きるという。ミエルカSEOでは、検索ユーザーに評価されているコンテンツからトピックを分析できる。さらに、ミエルカSEOには「コンテンツチェック」という機能があり、それを利用すると、生成AIが作った文章の中で欠けている重要トピックを自動で抽出し表示してくれる。これにより、一目で抜け漏れを確認できるというわけだ。
最後に月岡氏は、本セッションの総括として次のように語る。「生成AIの台頭により、SEOは“死ぬ”のではなく、一層難しくなることが予想される。『AIに人は駆逐されない。AIを使いこなす人によって、使えない人が駆逐される』という言葉があるが、皆さんにはぜひAIを“使いこなす側”になってもらいたい」
AIを活用したコンテンツ制作やミエルカSEOを試してみたい!
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