クロス・マーケティングは、全国18~79歳の男女3,000名を対象に実施した「余暇行動・推し活に関する実態・意識調査」の結果を発表した。同調査は、生活者の意識やライフスタイル変化の兆しを捉えることを目的に、定点で余暇行動や趣味、推し活などの実態を調査したもの。
18~29歳の55%が推し活をしている
まず、推し活をしている人は全体で36%となった。年代別では、18~29歳で55%、30代で47%と、特に若年層ほど推し活への参加率が高いことが明らかになった。
推し活の対象は「漫画・アニメ・ゲームのキャラクター」「アイドル」「ミュージシャン」「スポーツ選手」「俳優・女優」などが中心に。「漫画・アニメ・ゲームのキャラクター」「アイドル」「YouTuber・配信者」は若い世代ほど人気が高くなった。

また趣味の傾向では、「テレビを観る・ラジオを聴く」「旅行・行楽」「音楽鑑賞」「動画共有サービスを観る」「読書をする」が上位に挙がった。一方、動画配信サービスやSNSは若年層の割合が高い結果となった。

18~29歳のネット動画視聴時間、平日2.5時間、休日3.1時間に
余暇の使い方に関する意識では、「休日には一人の時間を大事にしたい」「一生続けられる趣味やけいこごとを見つけたい」が上位に入った。特に18~29歳は「趣味にはお金をかけるようにしている」「特定の趣味に本格的に取り組んでいる」といった意識が高かった。

テレビの視聴時間は、高齢層ほど長い傾向が見られる一方、インターネット動画の視聴時間は若年層ほど長くなった。18~29歳のネット動画視聴時間は平日2.5時間、休日3.1時間にのぼった。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:全国47都道府県18~79歳の男女
調査期間:2025年6月4日(水)~6月6日(金)
有効回答数:本調査3,000サンプル
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