「どんな運用をしているかわからない」を解決!AIが可能にした透明性
――具体的には、どのような取り組みをしているのですか。
尼子(サイバーエース):広告特化のAIエージェント「CoBi(Co-Growth Bot with AI)」を開発し、活用しています。CoBiはクライアントと運用担当者の間に入り、業務をサポートするツールです。サイバーエージェントグループの広告データをベースに、当社で開発しました。

CoBiによって、現状の実績や施策内容、分析の詳細などを自動でクライアントに伝えられます。また、運用担当者にも実績を通知したり、施策のレコメンドを行ったりすることで、運用に向き合えるようにしています。
――従来の広告運用と比べて何が変わりましたか。
尼子:リソースに縛られず、クライアントと向き合う時間を作れるようになりました。日程調整やレポーティング、予算確認など、運用担当者の業務は多岐にわたります。すべてを人の手でアナログで対応していると、日々の業務に追われて本質的な広告運用に時間を割けません。人がやるべきことと、AIに任せたほうがいいことを明確にしました。
クライアントにとっても、「運用担当者が何をしているのかわからない」という不明瞭な状態をなくすことにつながっています。また、担当者に問い合わせることなく、いつでも好きなタイミングでレポート出力や実績確認ができる点も大きなメリットです。

現場の担当者もコスト進捗や効果達成率、顧客満足度のアンケート結果などをすぐに確認できるため、クライアントの課題や悩みを即座に把握できます。顧客と向き合う時間を作れている、という声が多いですね。
一方、まだ伸びしろがあるシステムなので、現場のメンバーから改善してほしい点を聞き、開発に活かしていきます。
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運用の“ばらつき”を解消、「アカウントカルテ」という仕組み
――人が担う部分については、運用の質をどのように担保しているのですか?
舛尾(サイバーエース):広告運用担当者向けに「アカウントカルテ」というツールを提供しています。中堅・スタートアップ企業の支援では、社数も多いため、運用者によって広告パフォーマンスにばらつきが出てしまうことがあります。そこで、誰が担当しても成果を出せる仕組みを構築するためにこのツールを開発しました。

管理画面では、各アカウントの運用の状態がわかるようになっています。順調ではない項目、たとえば問題があるキャンペーンやキーワードなどを把握し、それに対してアクションできるようにしています。

アカウントカルテの設計にあたっては、サイバーエージェントグループが蓄積してきた広告データと、LINEヤフーの「六連」スコアを参考にしました。
「六連」とは
Yahoo!広告の運用において、効果を高めるための重要なステップとKPIを6パートに分類したもの。各アカウントの運用について、LINEヤフーが推奨している設計になっているかを分析し、改善に必要なポイントを把握できる指標。
――サイバーエージェントグループだけでなく、媒体社のノウハウも取り入れているのはなぜですか。
舛尾:サイバーエージェントグループの広告データやナレッジを活用できることは当社の強みですが、媒体社が持っているようなプロダクトの理解やルール設計を自社の知見で盛り込むのは難しいです。お互いの強みを掛け合わせることが最適だと考えています。
――両社のシナジーにより、運用を最適化させているのですね。LINEヤフーから見てサイバーエースはどのような存在ですか?
林:サイバーエースは、効果を出すまでの最短ルートを常に考えているように感じます。CoBiを活用してクライアントに向き合い、ビジネス拡大提案まで型化しています。効率化に終始しがちな代理店も多い中、クライアントのグロースパートナー、バリューアップパートナーのような役割を担っていますね。
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