アライドアーキテクツは9月11日、円谷プロダクションとの業務提携を開始すると発表した。知的財産(IP)を活用した企業のマーケティングおよび事業成長支援の強化を目的とする。円谷プロダクションが管理または利用権限を有する「ウルトラマンシリーズ」を中心としたIPアセット(キャラクター、映像、画像、ロゴ、デザイン素材、世界観など)と、アライドアーキテクツが持つ生活者の声(VOC・UGC)のデータ分析力およびデジタルマーケティング実行力を掛け合わせ、企業のブランド課題を起点に、IP活用戦略の立案から施策実行、効果検証までを一気通貫で支援する。
両社は今後、幅広い業界の企業・ブランドへの提案を進める。まずは「ウルトラマンシリーズ」を中心にサービスを提供し、そこで得られたノウハウや分析フレームワークを、円谷プロダクションが管理または利用権限を有する他のキャラクター・作品IPへ展開する可能性についても、将来的に検討していくという。
取り組みの背景には、企業のマーケティング活動でIPを活用した商品開発やプロモーションが活発化する一方、活用判断や効果測定の難しさが課題となっている状況がある。同社は、活用判断をデータに基づいて設計し、その効果をデータで検証する仕組みには発展の余地があるとし、有力IPを単なるキャラクター活用にとどめず、ブランド課題・事業課題の解決手段として活用できるようにしていく。
本提携における主な取り組みは次の4点。
- 企業・ブランドとウルトラマンシリーズIPの親和性データ分析:独自の「CEPsリスニング」を用い、ウルトラマンシリーズが持つ世界観やファン層との結びつきを可視化し、親和性や活用可能性の分析結果を企画設計に活用する
- IPを活用したマーケティング・商品企画の共同開発:各種キャンペーンやクリエイティブ制作、店頭販促施策や新規ターゲット獲得設計、コラボレーション商品などを両社でプロデュースする
- 権利元の企画初期からの伴走参画:企画完了後に監修を依頼する従来のフローを見直し、キャラクター選定や世界観を生かしたストーリーテリング、ライセンス条件の調整、クリエイティブ監修を早期に相談できる体制を目指す
- 施策後の効果検証と持続的改善(PDCA):SNSの口コミやレビュー、購買きっかけの変化などの生活者の反響を「Kaname.ax」で定量的・定性的に分析し、分析結果を次の企画・施策へ継続的に活用するサイクルを構築する
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