SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineメールマーケティング特集(AD)

広告もサイトもメルマガもチラシ感覚が大切
旅行会社大手「H.I.S.」のメルマガ戦略

MailPublisherの導入で運用フローを改善

 同社では、PC版メールマガジンの配信システムとして、エイケア・システムズの『MailPublisher』を2007年の秋から採用している。導入のきっかけになったのは、当時利用していたシステムでは、すべての会員にメールが届かないという根本的な問題があったためだ。

 以前の配信システムには、エラーメールの解析機能が搭載されていなかったためスパムメール扱いされ、到達率が低くなっていた。それに加えて配信速度が遅く、1種類のメールマガジンの配信に24時間以上もかかり、会員の手元に届いたときには既に在庫がないということもあったという。

 エイチ・アイ・エスの場合、出発地毎のメールマガジンは各拠点都市にいる担当者が配信しているため、配信スピードが遅いと1つのメールマガジンを配信している間、他の地域のメールマガジンを送ることが出来ず、運用フローに時折問題が生じていた。

「MailPublisherの導入後は、エラーメールの解析機能によって到達率が改善されました。配信スピードも飛躍的に向上し、また、同時に複数のメルマガを配信できるようになった為、担当者が自分の担当するメールマガジンを送る際に、他のメールマガジンの配信時期の影響を受けずに済むようになりました。

また、権限管理機能があるので誤配信の危険性が低減し、最適な運用フローを構築することができました。なかでも、こうしたシステムに起因する制約がなくなったことで、急に決定したキャンペーンの告知や在庫数に限りがある商品の販売など、今まで実施できなかった施策が行 えるようになったのが大きいですね」

 短期的な売上を目指すのではなく、ユーザーに覚えてもらい『旅行に行こう』と考えたときに思い出してもらう中長期的な視点でメールマガジンを活用し、効果を上げるエイチ・アイ・エス。野村氏は「会員情報の一元化など難しい課題も残っています。そういった問題を少しずつ乗り越えていきたいと思います」と今後の展開へ意欲を示した。

MarkeZineメールマーケティング特集ページ【絶賛公開中!

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
MarkeZineメールマーケティング特集連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

 就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・翻訳ツールなど...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2010/11/29 13:00 https://markezine.jp/article/detail/8893

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング