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LINEマーケティング活用企業特集

593万人にリーチ!自社キャラクターがユーザーのコミュニケーションに入り込むスタンプ施策成功術【第3弾:ロッテ】

 2013年1月18日に世界ユーザー数1億人(国内約4,100万人)を突破したLINE。リリースから19か月で突破し、FacebookやLINEをはるかにしのぐスピードでユーザー数拡大を続けている。今でこそ多くのユーザーを抱えるLINEだが、その黎明期にユーザーを大きく拡大するターニングポイントとなったのが「スタンプ」であった。今回は、LINEのスタンプを活用したマーケティング事例について、ロッテ 村尾雄一氏にお話しをうかがった。(バックナンバーはこちら)

LINEスタンプに自社キャラクターを活かさない手はない

 今回取材にうかがったロッテは、菓子業界で初めてLINEのスタンプに自社キャラクター「コアラのマーチ」を利用したマーケティング施策を行った企業だ。

 LINEのスタンプ施策に使われた「コアラのマーチ」は1984年に発売され、来年で30周年を迎える。スマートフォン時代に突如として出現したLINEというニューメディアを利用しすることで、かつて子どもだった大人が再び、そして新たな購買者層がコアラのマーチを手に取る現象が起きている。

 前回までは、LINEのトークなどを利用した企業からユーザーへのプッシュ型メッセージ配信の威力について述べてきたが、今回はLINEユーザーの日常のコミュニケーションにキャラクターが入り込むことによる、マーケティング効果に迫る。

 お話をうかがったロッテ 商品開発部 ノベルティ企画室 村尾雄一氏は、コアラのマーチなどの商品のブランド管理、そして新商品や既存商品のリニューアルなどを担っている。

株式会社ロッテ 商品開発部 ノベルティ企画室 村尾雄一氏

 「LINEのユーザー数がそこまで多くなかった昨年のかなり早い段階で、宣伝部から商品開発部へLINEをマーケティングに活用してみないかという話がきた。実際に社員のスマートフォンにLINEをダウンロードして、スタンプを使ってみると面白かった。そこで、これは自社の持っているコアラのマーチというキャラクターを活かさない手はない、という話から始まった」(村尾氏)

会社の財産であるキャラクター「コアラのマーチ」の浸透が目的

 コアラのマーチの購買者層ターゲットは、小学生とその母親。「そこにどうアプローチしていくのかという時に、絵柄がひとつの財産だと以前から考えていた」と村尾氏は語る。

コアラのマーチ Facebookページ

 「これまでも、文房具やタオルなど、コアラのマーチのキャラクターを使用したライセンス商品を展開し、それらのグッズによるキャラクターの浸透を図ってきた。そのような背景もあり、スマートフォンの普及率が急激に伸びている今、それと同時にユーザー数が伸びているコミュニケーションツールであるLINEをキャラクターの浸透へ利用できると思った」(村尾氏)

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この記事の著者

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケティング専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、雑誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新ビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは2児の母。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/02/08 08:00 https://markezine.jp/article/detail/17136

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