Webとアプリを横断したリターゲティングが可能に
AMoAdでは、「メディアx豊富なターゲティング商品xクリエイティブ」の3つの観点から精緻なチューニングを行っている。基準とする獲得単価に対して、もっともリーチの取れる最適な単価で入札する「自動配信機能」と、設定した単価を大幅に上回る場合に自動的に配信を停止する「自動停止ルール」によって、最大限の効果を狙うことができる。
運用の早い段階ではCPAがやや高めの状態から始まるが、前述の機能により効果が高い配信面が自動的に絞り込まれるので、効果が安定した後にCPAが下がり、コンバージョンは高くなっていく。ある程度の配信ボリュームを確保するため、先ほどのクリエイティブの運用でCTRおよびCVRを高めて、配信メディアを増やしていくのが実際の流れだ。
ターゲティング商品には、次々と新しいものが登場している。例えば、これまでのリターゲティングではiOSで機能させることができず、AndroidのWebのみへの適用だったが、先日AMoAdが発表した新しいリターゲティングの仕組みではiOSへの適用とアプリでの活用を実現した。単純に配信面が4倍になったほか、Webとアプリを横断したリターゲティングも可能になった。
また、バナークリエイティブをユーザーが触り、何らかの体験を促すことができる「プレイアブルバナー」もリリース。「動くクリエイティブは注目度が高まるので、ゲーム事業者など以外にダイレクトマーケティングでも応用できるのでは」と竹林氏。
成功するアドネットワーク導入のカギとは?
最後に、AMoAdのアドネットワークを活用した、女性向け商材を扱うEC事業者の事例が紹介された。予算100万円、KPIは商品購入、CPA目標5,000円と設定した場合、まず予算配分をオールリーチに55万円、女性面に15万円、リターゲティングに30万円振り分けて配信をスタート。
管理画面ではコンバージョンがすぐに確認できるので、コンバージョンが取れた配信面を「ホワイトリスト」として別途キャンペーンを設け、オールリーチの予算から10万円、20万円など一部を移していく。ホワイトリストのキャンペーンでは日々新しくネットワークに加わるWebサイトやアプリには配信されないようにし、その上で配信面ごとに入札単価の最適化を行う。
「このケースでは最終的にオールリーチの予算を、ホワイトリストのほうにやや多めの35万円、新しい面を試していくブラックリストに20万円が振り分けられる状態が理想です。また、あらかじめ女性ユーザーが多い面を選ぶプレイスメントターゲティングも有効です」
このようなアカウント構造の最適化、予算の適切な配分に加え、リターゲティングの経路設定や、少なくとも10本程度のクリエイティブで効果を確認していくことなどがアドネットワーク導入時のカギになる。AMoAdの豊富なターゲティング商品と厚い実績から導き出されたノウハウを活用することで、さらなる広告効果を得られるはずだ。
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