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定期誌『MarkeZine』デジタルクリエイティブの作法

ブランドは時間をかけて生まれる

 電通から独立、その後Facebook Japanを経て現在サイバーエージェントのエグゼクティブクリエイティブディレクターを務める田中トオル氏。マス広告とデジタル広告両方に長く携わってきた同氏に、アイデアを作り出す上で大切なことを聞いた。

※本記事は、2020年6月25日刊行の定期誌『MarkeZine』54号に掲載したものです。

データにとらわれ過ぎないクリエイティブを

株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部
エグゼクティブクリエイティブディレクター 田中トオル氏

大学を卒業して電通にコピーライターとして入社。同社のCMプランナー、クリエイティブディレクターを経て退社。ONESKY,GTINC.を設立。2015年、Facebook Japanで日本市場にInstagram広告の紹介と導入を担当。2018年よりサイバーエージェントにてブランドクリエイティブ局エグゼクティブクリエイティブディレクターに就任。

――田中さんは、これまで長きにわたりマス広告とデジタル広告両方のクリエイティブ企画に携わっています。その中でマス広告が全盛だった時代と、インターネット広告の勢いがある現在とでどのような変化が起きていると思いますか。

 アイデアを考える上で必要なことは基本的に何も変わっていないと思っています。

 もちろん、メディア環境はインターネットやスマートフォンの登場によって大きく変化しました。そこでメディア環境に合わせた企画作りも重要だとは思いますが、根っことなるアイデアの考え方は変わっていません。僕は、コピーライターとしてキャリアをスタートしているので、言葉を軸にして企画を組み立てることが多いですね。

――メディア環境に合わせた企画作りも重要だとお話がありましたが、デジタル広告のクリエイティブを作る際に重要だと思う点はありますか。

 デジタル広告は配信後のデータが得られるので、コピーAよりコピーBのほうが良かった、語尾が○○だと効果が高いといった傾向が見えてきます。しかし、これはあくまで過去の実績でしかありません。

 サイバーエージェントには、これまで配信してきた莫大な広告効果に関するデータが蓄積されています。そのデータに頼り過ぎるとその傾向に従ったコピーやクリエイティブを使われている広告を見た人がだんだんと「どっかで見たことある」と思い反応しなくなっていくかもしれない。そこには気を付けています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、20...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/06/25 14:30 https://markezine.jp/article/detail/33664

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