フロー型→ストック型の利用へと転換を図る
──症状検索エンジン「ユビ―」が、どのようなサービスか教えてください。
高原:ユビ―では、生活者が体の不調や気になる症状を入力すると、症状の発生時期や痛みの程度、場所、触れたときの状態を聞く質問が投げかけられます。その回答を踏まえて、関連する病気や適切な受診先を無料で調べることのできるサービスです。
高原:さらに、病院を訪れることが難しい方向けに、オンライン診療や医師とフリーテキストで相談できる機能もPoCで提供中です。生活者の体調の悩みや気になる症状に対して、情報収集から具体的なアクションまで、包括的なサポートの提供を目指しています。
──2020年4月のサービス開始から2021年7月のアプリリリースを経て現在まで、どのようなロードマップでマーケティングを進めてこられましたか?
高原:リリース当初に注力していたのは、腹痛や頭痛など、生活者が実際にGoogleやYahooで検索している顕在化したニーズに対して情報提供を行うことでした。
プロダクトの機能拡充もあり、2023年の秋口から生活者との長期的な関係構築を重視する方向に転換し、アプリのマーケティングを強化することになりました。現在、サービス全体のMAUは1,200万人程度ですが、まだまだ一時的なご利用(フロー型)となっている方が多くいらっしゃいます。こうした方々から継続的なご利用(ストック型)をいただけるようなアプローチに注力しているところです。
具体的には、アプリのリニューアルやテレビCMを含むプロモーションの強化を実施しました。テレビCM放映前後のパフォーマンスを可視化するためにAdjustを導入した流れです。
ミニマムスタートでマーケを強化したいならAdjust
──アプリマーケティングの効果測定を可能にするツールは他にもある中で、Adjustを選んだ決め手があれば教えてください。
高原:第一に、低価格のプランでも利用できる機能が充実している点です。Adjustの導入を決定した時点では、テレビCMの出稿規模や、プロモーションに使える予算が明確に定まっていませんでした。あくまでミニマムスタートで、効果を見極めながら段階的に投資を決定していく当社の状況に、Adjustの料金体系がマッチしていたと言えます。
第二に、充実したサポート体制です。日本国内にサポートスタッフが多く常駐していることや、日本語のドキュメントが充実していること、加えて円払いに対応可能な点は、安心感につながる重要なポイントでした。
高橋:Adjustを利用いただいているお客様は、スタートアップ企業から大企業まで多岐に亘りますが、Ubieさんのようにミニマムプランを希望されるお客様に対しても、機能制限のないプランを提供しています。
高橋:また、決め手としてサポート体制も挙げていただきましたが、特に我々のような外資系企業の場合、単なる営業拠点を日本国内に設置しているだけでは、クライアントの不安を生んでしまいます。どんなに良い製品でも、サポートのレスが遅かったり何を聞かれても「本社に確認します」の一点張りで返したりしていては、お客様の信頼を勝ち取ることは難しいです。
Adjustの場合、グローバルにおいて日本市場の重要性・ポテンシャルがきちんと示されているため、国内拠点で手厚くきめ細かなサポートを提供できる体制が整っていますし、日本のお客様の声を積極的に本社に伝えて製品の改善にも活かしています。
さらに最近では、Adjustユーザー同士のコミュニティ作りにも力を入れており、単にツールを提供するだけのベンダーにとどまるのではなく、マーケター同士が情報交換をしたり相談したりできる場を付加価値として提供できるよう努めています。
モバイルアプリの計測、広告の効果測定、ディープリンクの活用などのトピックに関して、お悩みや壁打ち相手を探されている方はお気軽にAdjustのサイトからお問い合わせください。高橋が直接ご相談に乗ります!