※本記事は、2025年1月刊行の『MarkeZine』(雑誌)109号に掲載したものです
【新年特集】2024→2025 キーパーソンによる予測と展望
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─ 事業成果の徹底的な可視化を電通が注力するデータ戦略事業「Marketing For Growth」
─ 広告会社からクリエイティビティ・プラットフォームへ 博報堂DYグループの展望とそれを支えるAI活用
─ IPビジネスで培ったノウハウで自社の強みを尖らせていくADKのファングロース戦略
─ AI領域で好走するサイバーエージェント、2025年はインターネット領域で独自サービスの確立を目指す
─ グループ再編を経て、主戦場を拡張するオプト 注力する「LTVマーケティング」でのビジョン
─ DXにより「移動価値」を高め、駅商圏のリテールメディア構築を目指すJR東日本グループの中長期戦略
─ 生成型AI「Grok」の搭載と縦型動画の強化 進化するXの今
─ 「ショート動画」ブームはさらに加速 2025年、TikTokがクリエイター/広告主向けに仕掛けること(本記事)
ショートドラマ・ファンコンテンツが急増中
──対ユーザーにおいて、2024年に取り組んだこと、目玉のアップデート内容について教えてください。
対クリエイター向けには、大きく3つの取り組みを行いました。
1.TikTok Awards 2024
年間を通してTikTokで活躍したコンテンツクリエイターを称える、TikTokで最大のアワードイベントを開催。Creator of The Yearを中心に、約20の部門において、国内外のクリエイター、企業、団体が受賞しました。
2.ハイクオリティコンテンツの強化
Creator Rewards Programを通して、クオリティの高い動画を作成しているクリエイターに対して動画の収益化プログラムを開始しました。
3.TikTok Creator Summit Japan2024
世界各国で実施されていたTikTok Creator Summitを2024年、日本で初めて開催。約300名のクリエイターが参加し、TikTokにおけるハイクオリティコンテンツに関する深い議論が行われました。参加者の満足度は93%以上と好評でした。
──対ユーザーにおいて、2025年に仕掛けようとしていることを少しだけ教えてください。2025年は、次の3つの領域に特に注力してまいります。
1.ショートドラマ
「TikTok上半期トレンド大賞2024」で大賞となり、年間を通してのTikTokトレンド大賞2024では特別賞となった「ショートドラマ」をさらに強化するプログラムやイベントを開発中です。
2.ファンコンテンツ
TikTokでは今、アニメやスポーツのファンによる投稿が急増中。2025年には、ファンクリエイターのコミュニティ活性化に向けたキャンペーンを開催予定です。Anime Fan Creator of The Yearを受賞したThe Anime Menが世界的には有名ですが、日本から世界で活躍するクリエイターの発掘も目指します。
3.インバウンド施策
日本だけでなく、海外クリエイターも参加した、地方のイベントや観光産業のサポート、インバウンド向けプロモーションにも取り組む予定です。