定期誌『MarkeZine』特集一覧
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ブルーオーシャンでしか勝負しない 「ワークマンプラス」のブランド戦略とデータ経営
2018年9月、東京・立川市にあるららぽーと立川立飛に「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」1号店がオープンした。近年ワークマンで展開してきた3ブランドを中心に、アウトドアに対応する品質ながらタウンユースにも遜色ないファッション性、何より高撥水シェルジャケットが1,900円、冷感Tシャツが580円といった低価格帯で瞬く間に一般の顧客層を獲得。半年の間に全国16店舗を展開、テレビの情報番組や経済番組に紹介されること50回。この仕掛け人であるワークマンの土屋哲雄常務に、ブランド戦略の手の...
1712019/06/25 -
食シーンを拡大してブランドを強固に 森永製菓「inゼリー」の戦略とは
森永製菓から1994年に発売された「inゼリー」(当時は、「ウイダーinゼリー」)。パウチ容器に入ったゼリー飲料という特徴を持つ同商品は、「10秒チャージ、2時間キープ」という強烈なキャッチフレーズとともに忙しい朝やスポーツ時に手軽に栄養補給ができると消費者に受け入れられていった。発売から26年目を迎えた今もなお、定番商品としてトップシェアの座を保っているが、その裏には時代や消費者の変化に合わせて食シーンを拡大し、ユーザーの裾野を広げる活動を続けたブランドの努力があった。
492019/06/25 -
ロングセラーブランドが成長するために対応すべき3つの課題
どのブランドも、変化の激しい市場環境にいち早く対応していくことが求められている現在。長年にわたり一定の価値を提供してきたロングセラーブランドも、例外ではない。だが歴史があるほど、ドラスティックな一手を取れずにユーザーの高齢化とともに消えていったり、あるいは的外れな企画で既存ユーザーを手放してしまったりすることもある。本稿では多くの企業のブランド戦略をコンサルティングしてきたインサイトフォースの山口義宏氏に、ロングセラーブランドの課題とその対策について解説いただく。
312019/06/25 -
テレビCMをA/Bテストに使う HRBrainのオフライン広告戦略
創業3年、クラウド型人事評価サービスを展開するHRBrainは、2018年秋に初のテレビCMを石川・新潟で展開した。このテレビCMは、タクシー広告のクリエイティブ制作にあたり、どのクリエイティブの反応が良いかを検証するために実施したもの。制作費や広告出稿には数千万円以上かかったが、億単位の投資でなくとも出稿量を確保して検証を重ね、そこで培った知見をタクシー広告の施策に応用し、成果を上げることができたという。そんな同社のテレビCMの活用方法や、オフライン施策におけるPDCAの回し方について尋ねた...
582019/05/24 -
デジタルマーケティングの視点でテレビCMを捉え、データでハックする
一般的にテレビCM施策は、数億円単位の費用がかかると言われている。その費用を「投資」にするためには、データに裏付けられた論理と仮説が必須だ。テレビとデジタル、双方に関して知見の深いリクルートジョブズの金井氏と徳光氏に、データドリブンなテレビCM施策の取り組みについて迫った。
2702019/05/24 -
テレビマーケティングの今を知る
大きな転換期を迎えている日本のテレビ市場。データサプライヤーの多様化により、テレビマーケティングの概念が拡大している。データの活用が後押しする、今起きている変化を捉える。
542019/05/24 -
ポップアップストアで重要なのは世界観と体験の提供
東京・武蔵野市にオフィスを構える、家電メーカーのバルミューダ。「感動のトースト」で話題となったトースターや、心地よい風の扇風機など、クリエイティブかつテクノロジーが際立つ同社の製品は、リアルな口コミから支持を広げてきた。「バルミューダが届けたいのは、毎日の生活をより良くする体験です」と語るのは、マーケティング部PR担当の秦泉寺里美氏。2017年からスタートしたポップアップストアにおいても、ブランドの世界観と体験の提供を重視している。バルミューダのビジネスにおける、ポップアップストアの位置づけと...
622019/04/25 -
最適化された体験のためならなんでもする ファミリーマートの小売変革
近年、デジタルシフトを急速に進めているファミリーマート。2018年にはデジタル戦略室(現在はデジタル戦略部)を新設し、「PayPay」や「LINE Pay」などのバーコード決済サービスの導入を推進してきた。そして2019年に入り、バーコード決済機能付きのアプリ「ファミペイ」の提供を7月より開始すると同社は発表。クーポンやポイントサービスが利用できるのに加え決済が可能なオールインワンアプリとして提供する。この「ファミペイ」について、「弊社のデジタル戦略の命運を握っている」と語るデジタル戦略部長の...
1722019/04/25 -
“ラストワンタッチ”のリアル店舗の意義とは? 求められる自社資産の棚卸し
リアル店舗を支援するテクノロジーが、今次々と登場している。それにともない小売業のマーケティングの発展が期待されているが、システムやサービスの種類が多いだけに、どう選び判断すべきか迷う企業も多いようだ。様々なブランドの商品を買取・販売するコメ兵の藤原義昭氏は、「まず自社のブランド資産の棚卸しが必要では」と提案する。小売業のマーケティングのトレンドと、今後の飛躍のために必要な考え方を解説いただいた。
412019/04/25 -
人事領域にマーケティング思考は必須 メルカリの採用広報戦略
「“メルカリだから採用が強い”のではありません。どんなときも、立ち返るのはバリューです」と語るのは、2015年にメルカリへ入社し、同社の人事領域をリードしてきた石黒卓弥氏。言葉の通り、メルカリの採用ではミッションとバリューを反映した透明性の高い情報を発信し続けることに徹している。また、「ブラックボックス化しやすい人事は、数字で科学でき、マーケティング思考の余地がある」と同氏。オウンドメディア『メルカン』の運営を中心に、マーケティング思考に基づいた採用広報の可能性を探る。
4112019/03/25 -
マーケと人事が手を取り合った村田製作所の採用マーケティング実践
早くからBtoBのデジタルマーケティングに取り組んできた、京都の総合電子部品メーカー・村田製作所。他社に先駆けて、多様な人材採用のための企業認知、エントリー数の拡大という人事部の課題をデジタルマーケティングで解決する、新卒採用プロジェクトを実施した。本プロジェクトをリードしたのは、マーケティング&コミュニケーション部の内海克也氏。採用課・シニアマネージャーの関口晴巳氏らとともにプロジェクトを振り返り、今後の採用活動への目標も語っていただいた。
1762019/03/25 -
人材採用にマーケティング手法を持ち込む「採用マーケティング」とは
今、企業の採用活動にマーケティング的な考え方を取り入れる「採用マーケティング」が注目されている。採用マーケティングとは、就職希望者の視点から採用のプロセスを考え、エンゲージメント育成を図るという考え方だ。こうしたマーケティング的な発想は、いまや就職希望者はもちろん、企業を取り巻く取引先や投資家、顧客などのエコシステム全体に波及して、新たなコミュニケーションを形作ろうとしている。本記事では、この採用マーケティングが誕生した社会的な背景から、その実践と効果について解説する(取材は2019年1月に実...
482019/03/25 -
「Pairs」の急成長を支えるサービス設計とマーケティングの全貌
日本のオンラインデーティングサービスの先駆けとなった、エウレカの「Pairs」。“Pairs婚”なる言葉も登場し、Pairsをきっかけに恋人ができた人数は累計20万人を超えたという。20~30代を中心とした男女から支持される本サービスを設計し、マーケティングを率いたのは同社の中村裕一氏。「日本とアジアにデーティングサービス文化を定着させる」を目指す、Pairs成長の軌跡を語った。
742019/02/25 -
「モンスト」に学ぶ、アプリのブランディングを成功させる秘訣
群雄割拠と言われるスマートフォンゲームアプリ業界で、アプリを長く運営するのは容易なことではない。そんな中で、ローンチから5年を経過した今もユーザーから絶大な人気を集めるのがミクシィ社XFLAGの「モンスターストライク」だ。世界累計利用者数は4,900万人(2018年12月30日時点)を突破し、近年ではオリジナルアニメ・映画、グッズの制作、常設店舗のオープン、他作品とのタイアップなど、IP活用を進めている。本稿では、どのようにして同タイトルがここまでの成長を遂げたのか、同社のマーケティング本部長...
612019/02/25 -
次々と生まれるモバイルのアドフラウド 関係各社それぞれの一歩が大きな力に
モバイル広告の不正防止ツールを提供する独・Adjust社によると、2018年1〜3月のモバイル広告の不正発生率は、残念なことに前年比でほぼ倍増しており、さらに2018年第1四半期に比べ、第3四半期では不正なインストール率が5%増えた。年々ネット広告費が伸長し、特にモバイルが主戦場になっている今、広告予算の増加とともに不正も増加しているのが実態だ。同社の日本カントリーマネージャーの佐々直紀氏は、「我々も日本で月間1億円以上の不正を防止しているが、それでも氷山の一角」と語る。佐々氏に、モバイル広告...
202019/02/25