ニールセンは、11月1日に販売を開始した「Nielsen Digital Consumer Database 2013」のデータをもとに生活者のマルチスクリーン利用実態、特に複数デバイスの同時利用(ながら利用)状況を分析し、結果を発表した。
それによると、複数デバイスを保有するユーザーの61%がデバイスの同時利用を経験していた。男女間に差は見られないものの、年代別では若年層の同時利用率が顕著に高く10代、20代では約80%のユーザーが同時利用をしていた。その際に利用されるスクリーンは、「テレビ」と「パソコン」の組み合わせが最も多く74%、次いで、「テレビ」と「スマートフォン」(46%)に。
現在、急速に普及が進んでいるスマートフォンの保有に着目してみると、スマートフォンがテレビ視聴中に同時利用されている割合は49%となり、パソコンの45%を上回った。
年代別ではスマートフォンを保有する10代の62%が、20代で54%がテレビに次ぐスクリーンとして利用していますが、30代を境として40代以上ではパソコンの割合がスマートフォンを逆転する状況になっていた。
また、テレビ視聴中にスマートフォンをセカンドスクリーンとして最も利用するユーザーが、スマートフォン上で何を行っているのかを調べたところ、1位はゲーム(42%)、2位、通話やチャット・メール(37%)となり、3位のSNSの利用は2位から9ポイント低い28%となっった。
【調査概要】
データ元:「Nielsen Digital Consumer Database 2013」
調査時期:2013年9月20~23日
調査人数:3,102人
調査対象:パソコン、従来型携帯電話、スマートフォン、タブレットのいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の15歳(高校生)以上の男女