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Back to Mail Marketing(AD)

ビッグデータ×メールで何が実現できるのか?スタディサプリが明かす秘伝のメールマーケ

 最新のメールマーケティング事例が紹介されたチーターデジタル(旧・エクスペリアンジャパン)主催の「Back to Mail Marketing 2017」。最後のセッションには、「One to Oneメールマーケティング」をテーマに、リクルートマーケティングパートナーズでビッグデータエバンジェリストを務める萩原静厳氏が登壇。ビッグデータとメールを掛け合わせ、最適なメール施策を実施することでコミュニケーションの効果最大化を実現している、オンライン学習サービス「スタディサプリ」の事例について語った。

学習ビッグデータを活用した「スタディサプリ」のメールマーケとは

 月額980円で、小学・中学・高校・大学受験に必要な5教科18科目、1万本以上の授業動画を配信するオンライン学習サービス「スタディサプリ」。

 オンラインサービスならではの低価格と、学生に評判の人気講師の授業がスマートフォンやタブレットで場所や時間を問わず視聴できる自由度の高さ、ユーザー一人ひとりに最適化した学習環境を提供することを強みに会員を伸ばし、42万人以上の会員を誇るサービスになっている。また、学校で導入されるケースも増え、朝学習や自習、宿題に利用する高校が1,000校を超えるなど、その活用の幅も広がっている。

 そんな「スタディサプリ」を運営しているリクルートマーケティングパートナーズでは、2011年のサービス開始から蓄積してきた学習ビッグデータを活用したパーソナライズなメールマーケティングに数年前より取り組み、効果を上げている。

リクルートマーケティングパートナーズ 萩原静厳氏
リクルートマーケティングパートナーズ 萩原静厳氏

 同社で、ビッグデータエバンジェリストとして「スタディサプリ」のデータ活用を推進する萩原静厳氏は、ユーザーとのコミュニケーション手段としてメールを使う理由を「お客様が望むチャネルに合わせてコミュニケーションしようとすると、メールは重要なチャネル」と説明する。

 「我々が主にメールでコミュニケーションを取るのは、利用者であるお子様(ユーザー)と、利用の決定権を持つ親御様。それぞれにサービス利用を促したり、親御様に向けては、お子様の学習履歴を報告したりしている。

 その際、高校生ぐらいのユーザーになると、タッチポイントとしてTwitterなどのSNSが増え、サービス利用中にブラウザ上でコミュニケーションを取ったりもしますが、30代後半~40代後半が多い親御様の年代だと、一般的にメールの利用率が高い」(萩原氏)。

CDP×メール配信システムがメール施策を最適化

 また、効果的なメールマーケティングのためには“分析”が鍵になると萩原氏は続ける。

 現在同社では、トレジャーデータが提供するCDP「TREASURE CDP」と、チーターデジタルが提供するメール配信システム「MailPublisher」とのコネクタを使いシステムを連携。トレジャーデータから得られる詳細な分析結果を基に、ユーザーに適切なタイミングで自動的にメール配信する仕組みを整備している。

 「利益を向上していくため、私たちが課題としているのが『会員獲得』です。メールのCVRを上げて新規会員を増やしていくことはもちろん、『スタディサプリ』は月額制サービスのため、ユーザーの継続利用を促すことも非常に重要です。

 しかし『使い方がわからない』『成果が上がらない』といった理由で解約につながることもあります。そこで、継続して使っていただく目的で『個々に最適化した学習方法』をユーザーごとに分析し、ユーザーであるお子様自身や親御様にお伝えする仕組みを作っています」(萩原氏)

MarkeZineとチーターデジタルが考えるメールマーケティング最前線

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この記事の著者

畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)

フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2017/12/08 10:00 https://markezine.jp/article/detail/27139

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