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「リアル空間をWebと同じように分析する」 アドインテがAIBeaconで目指すOMOとは

大手データ事業者との連携で、高精度な分析を実現

 またAIBeaconは、様々なアプリや、SSPなどのネットワークとの連携を行っているため、高精度な類推分析が可能なのだという。

 「国内外の大手プラットフォームとの連携も進めていきインバウンドや越境ECの分析を行うことも目指しています」(稲森氏)

 AIBeaconとアプリやネットワーク、プラットフォームの連携を進めるアドインテ。同社が目指すのは、リアル空間をWebと同じレベルで分析し収益化までできる世界だ。リアル空間をWeb化できると、収益構造にも変化が起きる

 「化粧品をよく購入する人に向けて化粧品をお薦めする行為は、Webでは当たり前に行われていますが、リアルではほとんどできていません。当社は、リアルでもDSPやリターゲティング広告のような仕組みを開発しているところです。

 たとえば、店内で化粧品コーナーに長く滞在している傾向のある来店者集合に向けて化粧品メーカーが広告を配信し、店舗側が1配信ごとに広告収益を得られるようなイメージです。今までの小売店は、商品を買ってもらえないと収益が上がらなかった。でもこのような広告の仕組みがあれば、今後は買っていただかなくても収益を上げられるようになります」(稲森氏)

マイクロソフトとも協業し、オフライン版Googleアナリティクスを目指す

 人口減少時代、ただひたすらに商品売上数を追っているだけでは小売店の成長は望めない。商品販売以外で売上を立てられるような構造が必要だと考えた末に行き着いたのが、リアル空間にWeb広告的な仕組みを導入することだった。海外では、紹介料で稼ぐ小売店舗もできてきている。そのためには、Web上でユーザー行動をトラッキングするように、リアルでもあらゆるユーザー行動をデータ化する必要がある。

 「AIBeaconの行き着く先は、リアル空間の標準計測ツールです。ほとんどのWebサイトがGoogleアナリティクスを導入して自社ユーザーの行動を分析する感覚で、小売店もAIBeaconで来店客の行動を分析するのが当たり前な状態を目指しています

 そのため、私たちは日本マイクロソフト様との協業によって、AIBeaconの基盤として、世界中で標準的に採用されているクラウド『Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)』および分析ツール『POWER BI』を採用し、膨大なデータの蓄積・管理や高度な分析を、誰にでも実施いただけるような環境を実現してまいります」(稲森氏)

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この記事の著者

水落 絵理香(ミズオチ エリカ)

フリーライター。CMSの新規営業、マーケティング系メディアのライター・編集を経て独立。関心領域はWebマーケティング、サイバーセキュリティ、AI・VR・ARなどの最新テクノロジー。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/05/08 12:30 https://markezine.jp/article/detail/31446

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