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松井証券が動画サイトでのレビュー活用でファン化を実現。顧客との相互コミュニケーションが作る価値とは

カスタマイズ性・セキュリティ面が強みの「ZETA VOICE」を導入

MZ:2021年3月のサイトオープンと同時に、「ZETA VOICE」を導入されています。導入の狙いについてお聞かせください。

小宮:YouTubeのようにコメント機能があれば、相互にコミュニケーションが取れると考えていました。というのも、一方的な情報提供ではなかなかお客様のニーズや理解度がわかりません。動画視聴者の評価やご意見、疑問点を知ることができて、それを次に出す動画に活用していけるような流れを作りたいと思いました。

 もう1つは、いわゆる“バズる”動画ってSNSなどでもコメントがものすごく盛り上がっていますよね。それが要因となって動画サイト自体が活性化していく。そういう仕組みが必要だなと感じ、レビューエンジンを入れようと決めました。

MZ:では、実際に採用された「ZETA VOICE」の特徴について教えてください。

出張:「ZETA VOICE」は元々、海外の家電ECサイトのレビューなどから着想を得たものです。これまでのレビューエンジンは、たとえば5つ星評価とコメントというように、すべての商品が同じ項目で評価されていました。でも、たとえばエアコンだったら省エネ・空気清浄などの機能面が優れているか、テレビだったら画質が良いかというように、本来商品によって評価基準はまったく異なりますよね。そのため、同じサイト内でも、商品の種類によって評価軸やレビュー項目は変えるべきなのではないか?と思っていたのです。そこで、カスタマイズ性が高いレビューを作ろうと考えたのが「ZETA VOICE」の始まりです。

ZETA株式会社 執行役員副社長 博士(情報科学) 出張純也氏

出張:また、レビューは商品購入時にお客様が参考にするだけではなく、企業側が今後の方向性を考える参考になるものとしても価値があるので、その方向に成長していきたいと考えています。

 松井証券様からお話があったときも、いろいろなコメントの形式があって求めている形にカスタマイズができますということと、成長速度の早いサービスなので「こんな機能が欲しい」というご意見に対しても柔軟に検討し、「いつ頃までに実装します」とお約束をして、一緒に開発を進めていっています。そこが評価をいただけているポイントの1つかなと思います。

「ZETA VOICE」の活用イメージ。商品に合わせて評価項目を自由にカスタマイズすることができる

市川:加えて、「ZETA VOICE」の管理画面は直感的に使えるUIとなっているので、そういった使い勝手の良さも強みであると考えています。また松井証券様は、他社様のECサイトと比べるとセキュリティ面を厳しく見られていたことが印象的でした。当社は長年様々な業界の商材・サービスに関する多くのデータから特性に合わせた最適な結果をご案内する“精度の高い検索エンジン”を提供しており技術やノウハウが豊富であるのはもちろんのこと、提供している全てのソリューションはセキュリティにも十分配慮した製品です。そこが評価いただいたポイントなのかなと思っています。

ZETA株式会社 セールスグループ マネージャー 市川敬貴氏

小宮:そうですね。金融機関ですのでかなりセキュリティやリスク管理についてはヒアリングさせていただきましたが、きっちり要件を満たしていたので、導入までとてもスムーズでした。管理画面もとても使いやすいです。直感的に作業できますし、初めて対応する者が操作するときもマニュアルがほとんど必要ないくらいわかりやすいUIだと感じています。

MZ:導入の目的として、「レビューを動画制作に活かしたい」という点を挙げられていましたが、実際に活用はされていますか?

小宮:使っていますね。以前、解説時にとある専門用語を使った際、「そもそも○○という用語がわからない」というコメントをいただいたことがありました。そこで、その用語の説明を次の動画の冒頭に入れてみたら、同じ方らしきアカウントから「よくわかりました。ありがとうございます」とコメントをいただけました。こういったお客様との相互コミュニケーションは当初から一番の目的だったので、積極的に行っています

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レビュー・コメント機能はファン化にもつながる。導入の副次的効果

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2022/04/13 10:00 https://markezine.jp/article/detail/38606

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