6年で10倍に急増!レストランの“おひとりさま”利用
これまで、レストランを予約する目的は「記念日」「デート」「女子会」など、誰かと会うことが主でしたが、今“おひとりさま”利用が急増しています。
OZmallのレストラン予約において、1人予約が可能なレストランは2,350店舗以上(※1)となり、1人予約の利用者数は2019年から2025年にかけて10倍に伸びました(※2)。特にランチやアフタヌーンティーなど、昼時間帯の伸びが顕著です。2人以上の利用が主流だったアフタヌーンティーでも、おひとりさま歓迎とする店舗が増加しています。これは、消費意欲の高い女性たちのソロ活ニーズと、平日のアイドルタイムを効率よく埋めたいレストラン側の利害が一致した、現代的なビジネストレンドとも言えます。
(※1)2026年5月現在
(※2)出典元:OZmallレストラン予約データ「1人予約の利用者推移」(2019~2025年)
約8割が「自分へのご褒美」に1人外食を求める時代へ
なぜ今、これほどまでにおひとりさま利用が増えているのでしょうか。そこには、単なるコロナ禍の個食習慣の名残にとどまらない、現代女性の明確なマインドチェンジと潜在ニーズが見えてきました。
かつての「1人外食=寂しいもの・手軽に素早く済ませるもの」というイメージは完全に過去のものとなっています。OZmallが2026年3月に実施したWebアンケート(※3)によると、1人外食を「自分へのご褒美になると感じる」と答えた人は約8割にのぼりました。さらに、1人で行ってみたい少し特別な外食に関しては、ホテルレストラン(27.1%)、高級ランチ(23.5%)、アフタヌーンティー(21.1%)が上位にランクイン。日常を少し離れた、ハイエンドな空間へのニーズが高まっています。
(※3)出典元:OZmallユーザーアンケート「ソロ活や1人外食について」(2026/3/26~4/9 n=338)
平均単価は約1.5倍に。「気軽に人を誘えない」現代の贅沢時間
この背景にあるのは、近年の物価高に伴う外食単価の上昇です。消費者の間には、「せっかく贅沢をするなら妥協したくない」という思いがある一方で、「単価が上がったからこそ相手の予算や都合を気にして、気軽に人を誘いづらい」という心理が働いています。誰にも気兼ねせず、自分のためだけに時間とお金を投資できるおひとりさま外食は、現代における極めてスマートなご褒美の選択肢なのです。
実際、OZmallのレストラン予約データにおける1人予約の平均客単価の推移(※4)を見ても、ホテルレストランのランチは2019年の3,632円から2025年には4,813円へと上昇。特に顕著なのは、アフタヌーンティーで4,046円から6,123円へと大幅に高騰しています。2019年6,000円以上のアフタヌーンティー利用は9.8%だったのが、2025年には53.5%にのぼり、物価高に伴う価格改定が進むなかでも、自分への投資として高価格帯プランを利用している傾向がうかがえました。
(※4)出典元:OZmallレストラン予約データ「ホテルレストラン:1人予約における平均客単価の推移」(2019年〜2025年)
