中小ブランドの可能性を広げる、SmartNews Ads「セルフサーブ型広告」
MarkeZine編集部(以下、MZ):はじめに、SmartNews Ads「セルフサーブ型広告」の概要と、提供開始から1周年を迎えた現在の状況を教えてください。
今治:「セルフサーブ型広告」は、広告主様自らがアカウント開設、出稿、運用、決済までを一気通貫で完結できる、導入ハードルの低いSmartNews Adsの仕組みです。2025年7月に提供を開始し、1周年を迎えることができました。
メールアドレスさえあれば簡単にアカウントを作成でき、少額からのテスト配信も可能なため、トライアルしやすいSmartNews Adsの「ゲートウェイ」的存在として、日本全国の企業様に活用いただいています。ありがたいことに、ご利用いただく広告主様の数は着実に増加しており、直近半年では売上が約3倍に伸長、月間売上も過去最高を更新しました。のべ広告主数は同期間で約2倍に増え、30以上の業界で活用が広がっています(2026年7月時点)。
MZ:中小ブランドでも活用しやすいメニューなんですね。今治さんはEC関連企業で地方ローカルブランドの支援をされていたご経歴もあるとのことですが、日本の中小企業が抱える課題感をどのように捉えていますか?
今治:こだわりが詰まった高品質な「メイドインジャパン」のプロダクトを提供しているのに、うまく消費者に届けられていないことが、日本の中小ブランド全体における課題だと思います。ECプラットフォームだけにとどまっていては、この課題を解決することはできません。EC依存から脱却し、外部へ認知を広げ、自社運営のオンラインストアを伸ばしていくことが一番の解決策ではないでしょうか。
そのうえで、タビオ様の「Tabio MEN」は、まさにそうしたマーケティングをSmartNews Adsのセルフサーブ型広告で実現されています。今回は、セルフサーブ型広告の模範的な成功事例として、お話をうかがいたいと思います。
メイドインジャパンの紳士靴下専門ブランドが直面していた課題
MZ:では、まずはTabio MENについて、ブランドの特徴を教えてください。
畑中:Tabio MENは、紳士靴下に特化した専門ブランドです。東京や大阪を中心とした5つのリアル店舗とオンラインストアで展開しており、年齢やシチュエーションを制限せず、ビジネス用からカジュアル用まで350~400もの商品を常時取り揃えています。
そんなTabio MENの最大の特長は、“靴下職人による国内生産”を貫き続けていること。実は、国内生産の靴下は、現在たった8%しかありません。靴下専門メーカーとしての誇りと覚悟をもって、高い品質を追求しています。

MZ:Tabio MENは、どのようなマーケティング課題を抱えていたのでしょうか?
畑中:男性向けに特化したブランドであるにもかかわらず、男性自身からの認知や購買が少ないことが課題でした。オンラインストアでは購買者数の半数以上が女性。妻が夫の靴下を購入するような「代理購買」のケースが圧倒的に多く、男性による「自分買い」が少ない状況だったのです。
また、Tabio MENの価格帯は1足1,500円前後の商品が中心なので、「3足1,000円」のような一般価格と比べると購入のハードルはどうしても高くなってしまいます。男性の「自分買い」を促進していくためには、単なる認知の獲得だけでなく、ブランドのこだわりや背景、ものづくりの想い、価格の意味などをじっくりと伝えていく必要があると考えていました。

