パンデミックとの激しい戦いが続いてきた2021年。消費行動や業務プロセスに変化の大きな波が押し寄せる中、マーケティング業界ではどのようなトピックに注目が集まったのでしょうか? MarkeZine編集部では、2021年1月1日~7月31日の間に掲載した記事を独自に点数付けし、ランキング化しました。本稿では、その上位20位を発表します。MarkeZineの人気記事から、業界の注目トピックを振り返ってみてください。
1~10位 消費者インサイトとSNS活用指南に関する記事がランクイン
1位は、Z世代を研究するコミュニティ「イノベーションチーム dot」が行った調査に基づく解説記事。独自のエスノグラフィを用い、コロナ禍で変化したZ世代の価値観を探っています。
この順位からは、これからの消費の中心となるであろう若者の行動を把握したいという、マーケターの強い思いが読み取れました。
2位は、2021年2月に翔泳社から刊行された書籍『アフターコロナのマーケティング 混迷の時代を切り開く、新しい消費の動き』の内容を一部抜粋した、こちらの記事です。
この書籍の著者である経営コンサルタントの森泰一郎氏は、マーケティング戦略を「統合型」と「分散型」に二分し、それぞれの特徴を解説した上でアフターコロナの最適解を示しています。
3位は、トレンダーズが自社で実施した調査を参考に、2021年のマーケティングトレンドを予測したこちらの記事。「生活者インサイト」「次世代インフルエンサー」「SNSマーケティング」という3つの視点に紐づくキーワードを解説しています。
続く4~10位は、下記の通りです。コロナ禍によって大きく変化したマーケティング戦略や消費者トレンドのほか、SNSを活用したプロモーションの成功事例についても注目が集まっていました。
4位 マスクを使った新しいファンマーケティング。ファンとバンドに活力与えたホルモンの新プロモーション術
5位 2020年「最もシェア拡散された広告・PR施策ランキング」 から見るコロナ禍の各企業の成功事例
6位 「ググる」「タグる」の次は、〇〇る!?若年女性のSNS検索スタイルとは
7位 フォロワーを増やすには「エンゲージメント」を最重要KPIに置け!成果を出すTwitter運用術とは
8位 UGC活用で初速販売数1.9倍!丸亀製麺が語る、SNS運用のターニングポイント
11~20位 話題の事例からひも解くブランド戦略に関心が集まる
ここからは人気記事の11~20位をご紹介します。「VR」や「脱Cookie」などのトレンドについて取り上げた記事がランクインしたほか、大手メーカー企業のブランド戦略と、それに基づくコンテンツ作りに迫った記事もランクインしました。
11位 インスタ中心の施策で売上が前モデルの2倍に!パナソニック「オーブントースター ビストロ」の挑戦
12位 2021年は「真のVR元年」に?消費者・企業・制作テクノロジー動向に見る、予想されるVRトレンド
13位 脱Cookieはスマホシフト並みの大転換/フェイスブック社・サイバーエージェントと理解を深める:1
14位 情報収集はもう時代遅れ?「調べたくない」消費者の実態と、これからの情報提供の在り方を考える
15位 マンガでわかる!Instagramが売上アップに効く理由
16位 2022年4月に改正個人情報保護法が施行に 押さえておくべき「同意取得」とデータ活用
17位 1年でUGC数が約4倍に!JINSに聞く、企業SNSの本質的価値とブランドの資産化
18位 「“愛される”が目的のブランディングはダメ」ダイキンが指南する、コロナ禍にも負けないブランドづくり
2021年の業界トレンドをキャッチアップするために、押さえておきたい記事ばかりです。下半期に向けて備えるためにも、このお盆休み期間にまとめ読みしておくのはいかがでしょうか。