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GA4の活用でオウンドメディアやコンテンツの価値はさらに高まる。指標やレポート例を解説

オウンドメディア・コンテンツを評価するレポートの作成例

 GA(UA)にはデフォルトのレポート画面があり、様々な角度から見ることができた。一方でGA4は、デフォルト画面がかなりシンプル化されている。「探索」というメニューにおいて、「セグメント」「ディメンション」「指標」の項目をそれぞれ引っ張って、ユーザー自らレポートをカスタマイズしていかなければならない仕様だ。

 「企業様によってこの項目があった方がいい、これは要らないといった選択は自由にできます。しかし自分で評価軸をつくっていかないと何も見ることができない状態になったので、なかなかハードルが高いと感じる方も多いと思います」(月岡氏)

 月岡氏はGA4でオウンドメディア・コンテンツを評価する4つのレポートを具体的に例示した。「ディメンション」「指標」にどの項目を入れるかなど、これからGA4を活用する目安になるはずだ。

(1)集客

 まずは集客レポートのつくり方だ。「ディメンション」に、セッションのデフォルトのチャネルグループと参照元メディア、「指標」には総ユーザー数、セッション、エンゲージのあったセッション数、セッションあたりの平均エンゲージメント時間、直帰率、CVを入れる。

画像を説明するテキストなくても可

 こうすることで、流入元の特徴、エンゲージにつながる流入元を把握することができる。

(2)初回獲得

 2つ目は初回獲得のレポートだ。「ディメンション」には、ユーザーの最初のデフォルトチャネルグループと参照元メディア、「指標」は総ユーザー、リピーター数、ユーザーあたりのイベント数、ユーザーエンゲージメント、CVを入れている。

画像を説明するテキストなくても可

 こうすることで、新規獲得につながっている流入元を把握することができる。また、リピーター数を見ることで、どのチャネルから来た人がリピーターになっているのかも評価することができるため、初回獲得においてどのチャネルに注力すればいいのかを追うことが可能になる。

「流入が多いが、エンゲージが低い」コンテンツの改善優先順位が見える

(3)ランディングページ

 ランディングページのレポートでは、「ディメンション」には、ランディングページを入れる。するとランディングページのパスが出てくるため、それに対して「指標」(値)として総ユーザー数、セッション後、エンゲージメント、セッションあたりの平均エンゲージメント時間、CV入れる。

画像を説明するテキストなくても可

 これに加え月岡氏は「サイトによってはページタイトルを指標に入れてもいい」と補足。このレポートによって見えてくるのは、「流入が多いが、エンゲージが低い」といったコンテンツがある場合の、改善の優先順位だ。

 「10秒以上滞在しない、2ページ以上を見ない、コンバージョンをしないなどの状況を見ながら、改善すべき点の優先順位を考えることにつなげられます」(月岡氏)

(4)時系列レポート

 4つ目は時系列レポートだ。「ディメンション」には日付を設定。「指標」には、総ユーザー数、リピーター数、新規ユーザー数、CVなど、見たい項目を任意で選ぶ。時系列レポートはその名の通り、1日ごとに時系列でそれぞれの項目がどのように増減しているのかがわかる。

画像を説明するテキストなくても可

 プレスリリースやテレビ露出などの広報イベントが起こったタイミングにおける各指標の増加率や、基本的に土日に減少するなどの傾向を見つけることが可能となる

※GA4の各種項目名や設定画面などは講演当時のものです。今後仕様等が変更になる可能性があります。

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これからのコンテンツに求められること

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2022/11/02 10:00 https://markezine.jp/article/detail/40269

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